東京アカデミー大宮校
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こんにちは。公務員試験対策の予備校=東京アカデミー大宮校の公務員担当です。
今回は、国家公務員「皇宮護衛官」のお仕事についてご紹介いたします。
皇宮護衛官は、天皇皇后両陛下や皇族各殿下の護衛と皇居、御所等の警備に従事します。採用後は、警察庁の附属機関である皇宮警察本部に所属し、皇居や御用邸などで勤務します。かつては皇宮警察という名称で採用試験が実施されていたこともあります。平成24年度からは皇宮護衛官採用試験に統一されています。
※皇宮護衛官採用試験には学歴別に「大卒程度試験」と「高卒程度試験」の2種類があります。大卒程度試験は例年6月に実施され、高卒程度試験は例年9月に実施されます。また、年度により社会人枠が設定されることもあります。
護衛部は、天皇皇后両陛下や皇族各殿下の護身辺の安全を確保するため、皇居・御所にいらっしゃるときはもちろん、お出かけになる際や各種式典にご出席の際などにも、一番近くで護衛にあたっています。
護衛のスキルはもちろんのこと、乗馬・スキー・テニス・外国語などの幅広い素養が不可欠であり、日常の教養や研修、訓練によって高度な技術を培っています。
また、各国の元首や大使・公使の皇居参内時には、騎馬やサイドカーで護衛にあたります。
警備部・各護衛署では、皇居、赤坂御用地、京都御所、大宮仙洞御所、桂・修学院離宮、正倉院、御用邸等を警備することが任務で、天皇誕生日及び新年一般参賀、園遊会等の警備に必要な企画・立案を始め、装備資器材の配備・開発運用なども行います。
また、突発対応部隊として特別警備隊が置かれており、有事に備え日々さまざまな訓練を行っているほか、皇居宮殿などで行われる皇室行事の際には、その厳粛な雰囲気を保持しながら、儀礼服という特別の制服を着用して警戒にあたります。
警察で唯一消防活動を行うのも、我々皇宮警察の特長のひとつです。
万が一火災が発生した場合の消火活動に加え、絶対に火災が起こらないよう、起こさせないように予防活動を行っています。
警務部門は、皇宮警察の活動を円滑に運営するために、勤務体制・採用・人事管理・教養・予算・福利厚生など、組織の基盤を陰で支えています。
業務運営の要として組織全体を把握した上で、第一線の勤務員の立場に立って働きやすい環境づくりをこころがけます。
また、警務課の中には、音楽隊が組織されており、園遊会を始めとする皇室行事で演奏したり、全国警察音楽隊演奏会、皇居東御苑でのランチタイムコンサートなどで演奏し、皇宮警察の広報的な役割も担っています。
2022年度の選考は下記の4種類でした。
・警察庁技官(護衛馬係)選考採用試験・・受験案内
・皇宮護衛官(武道有段者)選考採用試験・・受験案内
・皇宮護衛官採用試験(大卒程度試験)・・受験案内
・皇宮護衛官採用試験(高卒程度試験)・・受験案内
皇宮護衛官について詳しくは皇宮警察本部HPをご参照ください。
国家公務員について他にもいろいろ知りたい!という方は来年度向けの説明会やセミナーなど実施予定ですので、ぜひ参加してはいかがでしょうか?