東京アカデミー静岡校
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こんにちは、東京アカデミー静岡校です!
今回も「今年から新たに必修問題に加わった小項目(キーワード)に関する過去問題」を紹介していきます。
「今年から必修問題に新たに加わった」小項目がいくつかありますが、
それに関する問題は、過去に「一般問題・状況設定問題として出題されている場合」、「必修問題の他の分野から出題されている場合」もあります。
紹介する過去問題を解いて、周辺知識も合わせて確認することで
今年の必修問題対策に役立てていきましょう✊🏻
🌟新たに必修問題に加わったキーワード 嚥下障害
「嚥下障害」は出題基準「目標Ⅲ-11徴候と疾患-A主要な症状と徴候 」の中の小項目です。
平成30年版出題基準では記載がありませんでしたが、新規追加となりました。
では問題を見ていきましょう!
【第102回 午後15問(正答率99.8)】
嚥下障害のある患者の食事介助で適切なのはどれか。
1 .水分はとろみをつける。
2 .頸部を伸展する。
3 .一口量を多くする。
4 .むせたときには水を飲ませる。
(正答:1)
嚥下障害のある患者さんの食事介助では、とろみを付けたり、ゼリー状にしたものが適しています。
また、パサパサしていたり、噛み切りにくかったり、貼りつくような食材は適していません。
その他の選択肢についても見てみると…
2 は適切ではありません。「頸部を伸展する」とは、後屈を意味し、誤嚥しやすくなります。
前屈させると咽頭と気管に角度がつき、食物が食道に入りやすくなります。
3 は適切ではありません。一口サイズにすると良いでしょう。
4 も適切ではありません。水によって、誤嚥しやすくなるので避けます。
【第106回 午前56問(正答率93.8)】
加齢による咀嚼・嚥下障害の特徴で正しいのはどれか。
1 .咳嗽反射が低下する。
2 .口腔内の残渣物が減る。
3 .唾液の粘稠度が低下する。
4 .食道入口部の開大が円滑になる。
(正答:1)
加齢により咳嗽反射が低下するため、喀痰排出が困難になります。
その他の選択肢についても見てみると…
2 咀嚼筋や顎関節の老化により、口腔内の残渣物は増えます。
3 唾液の分泌量は減少し、粘稠度は上昇します。
4 加齢により食道入口部の開大が困難になるため、食物が飲み込みづらくなります。
今回は「嚥下障害」に関する2問をご紹介しました。
「嚥下障害」は必修問題以外の出題基準にも載っており、
一般・状況問題として出題される可能性もあります。
必修対策として基礎的な部分を覚えるだけでなく
応用的な問題も解けるように準備をしていきましょう!🔥
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