東京アカデミー大分校
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皆さんこんにちは。
10/27に文部科学省のホームページに、令和3年度の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の結果が発表されていました。
※詳細はコチラ(文部科学省HP)
今回の調査項目
①暴力行為、②いじめ、③出席停止、④小・中学校の長期欠席(不登校等)、⑤高等学校の長期欠席(不登校等)、⑥高等学校中途退学等、⑦自殺、⑧教育相談になります。
調査結果の主な特徴
・小・中・高等学校における暴力行為の発生件数 76,441 件(前年度 66,201 件)
※児童生徒 1,000 人当たりの暴力行為発生件数 6.0 件(前年度 5.1 件)
・小・中・高・特別支援学校におけるいじめの認知件数 615,351 件(前年度 517,163 件)
※児童生徒 1,000 人当たりのいじめの認知件数 47.7 件(前年度 39.7 件)
・小・中学校における長期欠席者数 413,750 人(前年度 287,747 人)
→うち,不登校児童生徒数 244,940 人(前年度 196,127 人)
※在籍児童生徒に占める不登校児童生徒の割合 2.6%(前年度 2.0%)
・高等学校における長期欠席者数 118,232 人(前年度 80,527 人)
→うち,不登校生徒数 50,985 人(前年度 43,051 人)
※在籍生徒に占める不登校生徒の割合 1.7%(前年度 1.4%)
・高等学校における中途退学者数 38,928 人(前年度 34,965 人)
※在籍生徒数に対する中途退学者の割合 1.2%(前年度 1.1%)
・小・中・高等学校から報告のあった自殺した児童生徒数 368 人(前年度 415 人
※詳細はコチラ(文部科学省HP)
生徒指導提要の改訂も近々出されると思いますが、今回の調査結果も非常に興味深いものになっています。
学校現場の現状を理解することは大切ですので、勉強の合間などに目を通してみてください。
また各都道府県の教育委員会HPでは、各都道府県ごとの上記項目に関する調査結果も公表されているかとおもいます。
大分県であれば 令和3年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」大分県(国・公・私)調査結果について に資料へのリンクがございますのでダウンロードしてご覧ください。自分が受験する自治体は全国平均と比べてどうなのか、に注目すると頭に残りやすいかと思われます。
大分県でも主に三次試験の面接Ⅱ、校種によっては二次試験の面接Ⅰの中で不登校の児童生徒への対応、いじめ問題に関しての対応について質問されています。こういった資料から情報を読み取ることは筆記試験での得点源のみならず、面接試験での説得力ある意見づくりの基盤としても知っておくと有利となります。
是非一度、目を通してみてください。