東京アカデミー高松校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー高松校の教員採用試験対策担当の石井です。
10、11月といくつかの大学で教員採用試験対策ガイダンスを実施させていただきました。ご参加いただいた学生の皆さんはとても意欲的で、こちらからの問いかけに対してのレスポンスが良く、気持ちよくガイダンスを行うことができました。お声がけいただきましたご担当者様、本当にありがとうございます。また、お声がけいただけましたら、全力でガイダンスさせていただきます。
ガイダンスの中で、併願について説明することが多くあるのですが、そのときに
『志望先自治体の志望理由を作るのが難しい』
という悩みをよく聞きます。例えば地元を志望している場合は、全くないわけではないですが、「なぜこの自治体を志望したのですか?」と聞かれることは少ないです。逆に、地元以外を志望する場合は、高確率で志望する理由を聞かれています。地元ならば、「生まれ育った地域への恩返し」「愛着ある地元で貢献したい」「憧れた先生と同じ環境で働きたい」などの理由は、さっと頭に思い浮かびます。ですが、何の縁もゆかりもないところだとどうでしょうか?
【地元以外を志望する場合の志望理由づくりのポイント】
これはよくあることですが、その自治体が推進する教育政策に共感もしくは感銘を受けて志望する、というものです。本当に共感しているかどうかは計り知れませんが、それでも、その自治体について詳しく調べ、教育課題は何であるか、現在の状況はどのようなものか、取り組んでいることは何か、などについて知っているということは、その自治体への興味関心が高いと判断されます。興味関心が高い=意欲が高い、とされ、その理由は正当に評価されることになります。
漠然としたイメージの方もいますが、採用試験に合格すると、その自治体に住むことになります。その自治体に住みたいと思えるような魅力について語ることは志望理由となります。よく聞くのは、自然が豊かで、人が親切あるいは優しい、といった回答ですが、これだと漠然とし過ぎています。「生活」をイメージする(させる)には、衣食住に加え、伝統・歴史、気候、防災、福祉、などの側面から回答を作成すると、リアリティのある内容になります。趣味や娯楽といった要素もありですが、遊びを強調しすぎると逆効果ですので注意したいところです。
上記以外にも、将来を誓った相手がいる、という理由を聞いたことがあります。強い理由だと感じますが、プライベートなことなのでどのように評価されるかは私には判断が難しいところです。その土地に骨をうずめる、生涯をそこで過ごす、といった面について個人的に好ましく思いますが、その内容の真偽が定かでないところがネックです。
今回は受験生の悩みに多い、「○○自治体の志望理由」の作り方についてまとめてみました。ご参考ください。
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本気の皆様をお待ちしています。