東京アカデミー神戸校
ブログ
皆さん、こんにちは。
看護師国家試験の予備校 東京アカデミーです。
本日は、受験生が苦手な「統計データ」を取り上げます。
「暗記すればいい」とはいえ、1問1答形式で問われるわけではありません。
中には知識を総動員して、正解を選択しなければならない問題もあります。
■第111回看護師国家試験 午前問題 №32■
日本の平成30年( 2018 年)の健康に関する指標の記述で正しいのはどれか。
1 .女性の死因の第3 位は老衰である。
2 .男性の死因の第3 位は肺炎pneumoniaである。
3 .女性の平均寿命は89 年を超えている。
4 .男性の平均寿命は83 年を超えている。
正解は選択肢1になります。
受験生の多くは、令和元年の「死因順位」が①悪性新生物、②心疾患、③老衰であることはチェックできていたはずです。
しかし、ここでは「平成30年」のデータを問われているので「死因順位の変動」の知識が必要です。
そして、選択肢の1・2には、性別死因順位を、選択肢3・4には、性別の平均寿命の把握が不可欠です。
ちなみに、令和2年度の死因順位は、
男性が①悪性新生物、②心疾患、③脳血管疾患
女性が①悪性新生物、②心疾患、③老衰
です。
覚えておきましょう。
このように複数の情報を駆使して正誤を見抜くためには、単なる暗記ではなく「どのように問われるか」を想定して、知識を整理しておかなければなりません。
東京アカデミーの冬期集中講座受講特典「おてがるチェック」は、暗記のヒントや出題のポイントを合わせて掲載しています。
講義と合わせて活用することで、2倍、3倍の知識が得られる小冊子です。ぜひ活用してくださいね。