【教員採用試験】第4期教育振興基本計画　2023年夏試験ではどこが出る？

(2022.12.15更新)

こんにちは。
東京アカデミー大阪校の教員採用試験担当の各務です。

2022年度中(2023年3月頃でしょうか？)に、「第4期教育振興基本計画について（答申）」、その後「第4期教育振興基本計画」が発出される見込みです。
発出のタイミングによっては、答申・計画ともに、2023年夏試験で出題の目玉となることが予想されます。

今回は、前回の「第3期教育振興基本計画」発出時の出題傾向分析を元に、2023年夏試験での出題予想箇所を紹介します。

 

その前に！

今、審議中の「次期教育振興基本計画の策定に向けた基本的な考え方(案)」をまだ確認していない方は、まずはチェックしてみてくださいね👀

 

まずは、おさらいです👇

第3期教育振興基本計画　発出年と翌年ではどこが出た？

• 発出年(2018年)……答申：4自治体、計画：1自治体
• 発出翌年(2019年)……答申：4自治体、計画：8自治体

さらに、その中でどの部分が出題されていたのか見ていくと、全17問の出題のうち、

👑1位：「5つの方針」からの出題…6問

　2位：「2030年以降の社会を展望した教育政策の重点事項」からの出題…５問
　　　⇒このうち3問は、実質は2016年「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について（答申）」の内容に関する出題

が多く出題されていました(その他は、「前文」や「まえがき」等から)。

 

それでは、

第4期教育振興基本計画　2023年夏試験ではどこが出る？

上記の結果を踏まえると、第4期教育振興基本計画についても、初年度は
「5つの方針」からの出題が多くなることが予想されます。

まだ”案”の段階ではありますが、下記の5つの基本的方針について、押さえていきましょう！

(2022.12.15更新情報)

12.12の会議資料で、5つの基本的の前提として、コンセプトとも言うべき総括的な基本方針として、下記の2点があげられました。

【総括的な基本方針】

• 2020年以降の社会を見据えた持続可能な社会の創り手の育成
• 日本社会に根差したウェルビーイングの向上

【5つの基本的方針】

1.  グローバル化する社会の持続的な発展に向けて学び続ける人材の育成
2. 誰一人取り残さず、全ての人の可能性を引き出す共生社会の実現に向けた教育の推進(2022.12.15更新)
3. 地域や家庭で共に学び支え合う社会の実現に向けた教育の推進
4. 教育デジタルトランスフォーメーション（DX）の推進
5. 計画の実効性確保のための基盤整備・対話

 

また、第3期の際に、「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について（答申）」からの引用部分が出題されたように、他の資料の引用部分からの出題も予想されます👇

• 「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン（答申）」
• 「learning Compass 2030（学びの羅針盤2030）」（ 2019年５月OECD）
• 「「令和の日本型学校教育」の構築を目指して～全ての子供たちの可能性を引き出す，個別最適な学びと，協働的な学びの実現～（答申）」
• 「第3次学校安全の推進に関する計画の策定について（答申）」

等の資料が引用されていますので、これらの資料を先に読み込んでおいても良いですね。

 

今後も出題予想等、このブログでご紹介していきます♪