東京アカデミー金沢校
ブログ
皆さん、こんにちは。
東京アカデミー金沢校の公務員担当です!
早いもので11月も下旬。冬が近づくにつれ、寒いわ天気が悪い日が続くわで年々冬に弱くなってきました..
ずっと北陸住みなので北陸の冬には慣れてはいますが、すでに冬眠したくてたまらないです😇冬は毎日何もせず布団にくるまって暮らしたい!
来年、公務員試験受験を目指して頑張っている方が多くいらっしゃるので、私も冬に負けずに頑張ります。
さて、今回は論文対策について触れていこうと思います!
公務員試験の論文の基本は以下の3点がしっかり書けているか、です。
①背景や原因
②課題や問題点
③解決策
まずは、テーマの背景や要因、現状の問題点などについて、考えられることを箇条書きにしてみましょう。文字で書き表すことで、頭の中で脈絡なく考えていたことが繋がり、問題解決の方向性が見えやすくなります。次に、その中の何に重きを置くのかを決める必要があります。限られた時間・字数の中で、自分の考えていることのすべてを言い尽くすことはできません。自分が特に重要だと考える事柄を何点かに絞ったうえで、論じるようにしましょう。
上記で述べたことをどのような順で展開していくかを考える必要があります。論旨に一貫性のない論文は、ほとんどの場合、文章構成に問題があるといっていいです。筋道の通った内容をスムーズに書き進めるには、文章の骨組みができていなければならないのです。
①演繹型・・最初に結論を述べ、次にその内容を説明・証明する。
②帰納型・・説明・論証をした上で、結論を述べる。
③三段型・・最初に序論として問題を提起し(話題・論題を引き出し)、次に本論としてその内容を説明・論証し、最後に結論を述べる。
この他に起承転結の四段型もあるが、「転」の部分が難しく、小論文の手法としてはやや高度。
時間の限られている論文試験では、比較的文章をまとめやすいのは三段型です。
次に考えなくてはいけないこととしては、段落です。段落の数は、自由ですが、少なすぎると内容の区切りが不明確で読みづらく、多すぎても文章がコマ切れになり、まとまりに欠けてしまいます。800~1200字程度の論文であれば、全体を3~6の段落にわけて書くのが妥当です。例えば、三段型の場合だと、序論を1段落、本論を1~3段落、結論を1~2段落とするのが一般的です。
まずは、文体の統一です。文体は、常体と敬体と2種類ありますが、両者を混合しないよう注意しましょう。
常体・・文末が「である」「だ」の形
敬体・・文末が「です」「ます」の形
論文では常体を用い、敬体は特別な場合(会話文など)を除いて用いないほうがいいでしょう。
次に読点の使い方です。読点は分を読みやすくしたり、文意を正しく伝えたりするのに用います。読点を打つべき場合は以下の通りです。
①主語の後(主語や文全体が短い場合は、打たないことが多い)
②対等に並ぶ語句の間(例.年金制度、介護保険制度の見直しが必要である。)
③長い節の後(例.路上に散乱するたばこの吸い殻を見るたびに、公共マナーの悪さを痛感する。)
④読点を打たないと、文意が変わってしまうとき(例.私は懸命になって、走る友人を応援した/私は、懸命になって走る友人を応援した)
➝前者では、懸命になったのは私で、後者では、懸命になったのは友人
上記①~④の中で、必ず打たなくてはならない場合は②(ただし、語句の間に、「と」「及び」などの語を入れる場合を除く)と④だけであり、その他は書き手のセンスに委ねられます。
【石川県 21年度】「少子化対策において重点を置くべきライフステージについて」
少子化の進行は、労働供給や地域社会の担い手の減少、現役世代の負担の増加、将来経済や市場規模の縮小、経済成長率の低下など、社会経済に多大な影響を及ぼします。本県では、少子化対策の具体的な行動計画として「いしかわエンゼルプラン」を策定しており、その中で「結婚」「妊娠・出産」「子育て」の各ライフステージに応じた切れ目のない支援を行うこととしています。少子化は様々な要因が絡み合って生じるものであることから、結婚から子育てまで切れ目のない支援に重点を置くべきだと考えますか。県としてどのような支援ができるかを含め、あなたの考えを述べなさい。
【金沢市 21年度】金沢市役所における役割と責任について
【金沢市 20年度】これからの時代に必要とされる行政の役割について
石川県のテーマの中にある「いしかわエンゼルプラン」。それをわざわざ説明文の中に入れていることから、プランを踏まえて書かないといけません。面接試験でも必要になりますし志望自治体で行っている施策などは早いうちからしっかり把握しておきましょう。また、昨年の射水市では「デジタルトランスフォーメーション」についてのテーマが、今年の富山県の論文試験では、「ウェルビーイング」についてのテーマが出題されました。時事ワードもしっかり学習しておきましょう。
今回お話した内容は、東京アカデミーの教材「論文対策テキスト」からピックアップしました。当テキストは、論文の書き方から、課題の攻略法、各自治体の過去の出題テーマなどが掲載されております。「ザ・添削 論文」をお申込みされた方にお渡しをしており、テキストで学習した後に実際に書いた論文を講師に添削してらえます!
「ザ・添削 論文」に関して詳しくはコチラ
ガイダンス+自己分析添削会という内容ですので、公務員試験についてお話を聞けるだけでなく面接試験で大事になる自己PRをまとめるお手伝いをいたします!
オープンキャンパスに関して詳しくはコチラ
※2023年度受験向けとしては最後のイベントになります。
Zoom講座なので、ご自宅で気軽に受講でき、リアルタイム配信でわからない点をチャット等で質問もできる環境もあります。
9月生はすでに開講していますが、途中入会の場合でも入会までにあった講義を視聴することができるので、ご安心ください!
詳しくは下記画像をクリック☟