東京アカデミー青森校
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青森県・青森市等の公務員、国家公務員等の予備校=東京アカデミー青森校の髙山です。
今回紹介する2023年時事出題予想問題は「スマートシティ構想」です。
〇スマートシティ構想とは
ICTなどの新技術の活用、持続可能な都市のことです。
車両の自動運転や医療のリモート化、エネルギーの効率化や環境負荷の軽減など様々な社会問題を解決する可能性を秘めています。通勤や買い物などの生活のための移動時間が削減され、体験や出会いにつながる活動時間が増えることで、新たなイノベーションが生まれると期待されている。
〇スマートシティが注目、必要とされる背景
日本は首都圏の人口比率が高く、かつ上昇を続けており諸外国と比べても同じ傾向の国は韓国以外見られない。人口の一極集中により、交通渋滞の悪化や待機児童問題の増加、医療介護需給の増大、大気汚染などが進む中地方では過疎化や人手不足が深刻化しています。
このような課題解決として期待されている。
〇スマートシティが人々にもたらす変化
①生活の質の向上
コロナ禍がもたらした大きな変化の一つに在宅勤務やリモートワークの普及が挙げられる。
通勤がなくなり思いがけず生まれた時間を楽しむ人も増えてきている。スマートシティが実現化されると同じように時間や行動に対する常識が変わってくる。
・自動運転車両の普及により、運転できない子供や老人、障害を持つ人も安全に目的地まで行ける。
・店舗に行かなくてもオンラインで注文し自宅に新鮮な素材やできたての料理が届く。
・病院に行かなくてもリモートで自宅受診を受けられる。待ち時間もなく薬も配送される。
②経験的な活動の充実
移動時間が軽減されるスマートシティに暮らす生活者は、新たに生まれた時代を経験的に利用する人も多くいます。
スマートフォンで行先を検索すると、経路に合わせた移動手段の登録、その支払いまで一括で管理されたモビリティ・アズ・ア・サービスや、アプリで同業者を慕って車に相乗りするライドシェアという移動システムがありますが、ICT技術が普及しているスマートシティなら容易です。
・スムーズな乗り換えや支払いの一括化で、手配が苦手でも遠方旅行ができる。
・相乗りで交通費が安価になり、美術館や音楽会、演劇会に定期的に行く友人が増える。
・共通の趣味を持つ友人と体験をもとに起業する。
アクセス能力が向上すれば、ヒト・モノ・コトに出会う回数が自然に増え、感動体験や人とのコミュニケーションによって、イノベーションも起こりやすくなると考えられています。
来年の筆記試験で出題されてもおかしくない時事なので把握しておきましょう。
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