東京アカデミー京都校
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皆さんこんにちは。公務員の予備校、東京アカデミー京都校の公務員担当です。
今回のブログは、11/20に掲載した【公務員大卒】公務員共通基礎模試 実施後の受講生面談について① の続きととして、面談の中で、受講生の疑問、不安点として挙がったことについて、紹介していきます。
受講生からの質問としてよく聞かれたことは、①京都府と京都市どちらが受かりやすいか ②どの科目まで学習すればよいのか、という点でした。その内今回は①京都府と京都市どちらが受かりやすいか、について解説していきます。
では、京都府と京都市どちらが受かりやすいか、今回比べるのは、大学生、或いは既卒の方が多く受験される「京都府(一類)行政A」と「京都市(上級Ⅰ)行政〈一般方式〉」の2つの試験です。いずれも今年は6/19(日)に1次試験が実施されたため、いずれかを選んで受験する必要があります。
1)まず、筆記試験についてはあまり違いはなく、京都府の専門試験において、「総合政策」「法律」「経済」から1つ選択して受験できるので、「法律」が得意、「経済」が得意という方は、得意分野で勝負できる点があげられます。2つの試験とも、基本的には日本人事試験研究センターが作成している問題を使用していると考えられるため、概ね同じ問題が出題されます。
2)次に、人物試験については、京都府が集団面接、個別面接、グループワークが課され、京都市は個別面接が3回課されます。こちらも内容に違いはあるものの、大きな違いはなく、しっかりとした対策が必要となります。
詳細は以下でご確認ください。
京都府⇒https://www.pref.kyoto.jp/recruit/documents/04itiurihontaisikennannai.pdf
京都市⇒https://www.city.kyoto.lg.jp/jinji/cmsfiles/contents/0000294/294300/04joukyujukenannai.pdf
3)最後に、実施状況について、
京都府 | 京都市 | |||||
受験者数 | 合格者数 | 倍率 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 | |
2022年度 | 436 | 144 | 3.0 | 331 | 92 | 3.6 |
2021年度 | 360 | 174 | 2.1 | 433 | 100 | 4.3 |
2020年度 | 384 | 115 | 3.3 | 506 | 93 | 5.4 |
2020年度、2021年度であれば「京都市よりも京都府の方が受かりやすい」と言えたと思いますが、2022年度は京都府が受験資格を30歳まで受験可能と緩和したこともあり、過去2年と比べても受験者数が増え、倍率も上昇しました。京都府3.0倍、京都市3.6倍、この差であればどちらが受かりやすいということが言えなくなってしまいました。なので「京都府と京都市はどちらが受かりやすいか」の結論は「どちらも変わらない」です、或いは、他の試験の倍率はもっと高いことを考えると、一定期間対策を継続している方にとっては、「どちらも受かりやすい」と言えます。
受験先を決めるということは、これから長い期間働く場所を決めるということです。職種や自治体の仕事内容や政策、計画をよく調べ、“やりたい”と思う所を探しましょう。
なお、東京アカデミー関西ブロックでは、官庁・自治体オンライン説明会を開催します。1日に多くの官庁・自治体の説明会を聞けるまたとない機会となります。是非ご参加ください。詳細はコチラから⇒https://www.tokyo-ac.jp/school/kansai/kyoto/course-list/university/kancyo_seminar/