BLOG de 国試対策 ～実力診断シリーズ②～

みなさんこんにちは☺

東京アカデミーの石田です。

先週から始まりました“BLOG de 国試対策”新シリーズの“実力診断シリーズ”。本日は2回目「成人看護学」となります。それでは、本日の問題となります👇

〔問題〕急性心筋梗塞後にワルファリンカリウムを内服中の患者への退院指導として適切
        なのはどれか。2 つ選べ。

1 ．禁酒する。

2 ．禁煙する。

3 ．便秘にならないように注意する。

4 ．塩分を10g/ 日未満に制限する。

5 ．ビタミンK を多く含む食品を積極的に摂取する。

 

 

👇正解は…

 

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正解は　2、3です。
〔解説〕　

虚血性心疾患における発作予防の指導のポイントをまず確認しましょう。
①禁煙
②食事直後の運動や入浴を避ける
③寒暖の差をなくす
④アルコールの過剰摂取や過食を避ける
⑤適正体重の維持
⑥動いたら休む習慣をつける
⑦下半身浴を推奨する
⑧排便コントロール
⑨ニトログリセリンは常時携帯する

1 ．×　適度なアルコール（日本酒なら1 合、ビールなら中瓶1 本程度）の摂取はHDL
を上昇させ、動脈硬化を予防する作用があるため、禁酒する必要はないが、節度ある飲酒を心がけるようにする。

2 ．○　たばこに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があるため、禁煙が必要とな
る。

3 ．○　排便時の怒責による等尺性運動は、急激な血圧上昇の要因となる。そのため、便秘
にならないよう指導する。

4 ．×　高血圧とならないように、塩分を6g/ 日程度に制限する。

5 ．×　ビタミンKは、拮抗作用によりワルファリンカリウム（抗凝固薬）の薬効を減弱
させるため、ビタミンK を多く含む食品（納豆など）を摂取しないようにする。

いかがでしたか❓「2つ選べ」問題は、受験生の苦手とする問題です。正解を見抜くためにも、選択肢ごとにダメな理由をチェックしてくださいね。

 

次回の“BLOG de 国試対策”は、12/23（金）になります。次回は「老年看護学」から出題しますのでチェックしてください❕

 

 

今年もやります！「解答速報＆自己採点会（無料）」

 

第111回看護師国家試験終了後、東京アカデミーHP上で自己採点会を実施します。

事前申込み不要ですので、ぜひご参加ください（学校団体で参加される方は、予め学校の先生へご確認ください）。