東京アカデミー京都校
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皆さんこんにちは。公務員の予備校、東京アカデミー京都校の公務員担当です。
今回のブログは、11/20に掲載した【公務員大卒】公務員共通基礎模試 実施後の受講生面談について①、11/27に掲載した【公務員大卒】公務員共通基礎模試 実施後の受講生面談について②の続きととして、面談の中で、受講生の疑問、不安点として挙がったことについて、紹介していきます。
受講生からの質問としてよく聞かれたことは、①京都府と京都市どちらが受かりやすいか ②どの科目まで学習すればよいのか、という点でした。その内今回は②どの科目まで学習すればよいのか、について解説していきます。
公務員試験では、重要な科目がいくつかあります。それは、以下の通りです。
教養科目:文章理解、判断推理、数的推理、社会科学
専門科目:憲法、行政法、民法、経済原論、財政学、政治学、行政学
これらの科目が何故重要な科目かというと、比較的出題数が多く、学習していないと合格点に達することが難しいからです。
一般的な地方上級試験であれば、上記の科目で出題数の70%以上を占めています。
公務員試験における合格水準は概ね60%以上となりますが、確実に合格できる学力を身に付けるために70%以上得点することを目標に取り組む必要があり、上記の重要な科目のみ学習をしているだけでは安心できません。
ただ、公務員試験は出題される科目数が多く、全ての科目を学習することは難しく、効率的に科目を増やし学習することが求められます。
そこで重要となるのが、どの試験を受験するかです。つまりどの試験が第一志望で、その他どの試験を受験(併願)するかです。公務員受験においては、倍率が決して低くなく、併願をすることは一般的なことです。ただし、出題される科目を学習していないと、いくら併願しても意味がありません。
第一志望と併願先の試験の出題科目を見比べて、可能な限り学習する科目を増やしていくことが、2023年度受験へ向けてこれから必要となります。
では、重要な科目以外でどのような科目を学習することが効率的なのか、紹介します。
(教養科目)
上記重要な科目以外では、人文科学(日本史、世界史、地理)、自然科学(数学、物理、化学、生物、地学)が出題されます。教養科目では人文科学か自然科学かいずれか一方まで学習することを目標としましょう。一般的な地方上級試験で人文科学が7問、自然科学が7問出題されますので、重要な科目と合わせれば、出題数の85%以上の科目を学習することとなり、70%以上の得点も見えてきます。「高校時代文系で、理系の科目を学習していないので、私は人文科学まで学習する」そのようなイメージでよいと思います。
(専門科目)
一般的な受験先として地方上級、国家一般職があげられますが、その他多くの方が併願される国税専門官や財務専門官も併願すると考えた時、いずれの試験でも出題される経営学、或いは社会学まで学習することを目標としましょう。ただし、あくまでいずれの試験でも出題されるという効率性を重視した科目の増やし方であり、国際関係など大学で学習した科目がある場合はそちらを学習するほうがよい場合もあります。
京都校の受講生を対象とし実施した公務員共通模試実施後の面談に関連して、ここまで3回ブログを掲載してきましたが、模試を受験する目的は、点数や順位といった結果(成績)だけでなく、それを今後の学習にどのように活かすかが最も重要となります。そのためにも複数の模試を受験し、結果(成績)の推移を分析することも重要です。
東京アカデミーでは今後も公務員模試を実施します。是非受験いただき、今後の学習に活かしてください。
公務員模試の詳細はコチラから⇒https://www.tokyo-ac.jp/university/practice-exam/