東京アカデミー広島校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー広島校の教員採用担当です。
急に寒くなりましたが、体調崩されていませんか?
室内外で気温の差が大きい場所もありますので、脱ぎ着しやすい服装で体調管理をしていきましょう。
さて今回は2022.6.10のブログでもご紹介した広島県 広島市 教員採用試験の中で「臨時的任用等教職経験者を対象とした特別選考」枠で受験される方々の第1次選考試験の【集団面接試験】についてです。
この集団面接試験については、試験実施要項に試験内容として「小グループによる集団面接を実施」、
主な評価項目として、「教育的愛情がある」「使命感がある」「積極性がある」「意欲等がある」「教科指導力がある」「生徒指導力がある」が掲げられています。
公表された2022年夏実施試験の評価項目については2022.11.8のブログでご確認ください。
まず、‘小グループ’ですが、コロナ前は1グループ6~7人,昨年は5~6人でした。試験時間30分は変更なしでした。
よって、1人の受験者の持ち時間が増え、質問も増えたように感じます。
この質問には、【グループの共通質問】や【個別質問】があります。
【共通質問】として昨年は、「あなたがこれまでに尊敬する人物(恩師も含めて)について述べよ」「自己紹介と児童生徒が求める教師像について述べよ」などがありました。養護教諭等、校種ならではの質問もありました。
【個別質問】は主に事前提出の『教職実績報告書』からになります。
参考まで、昨年度合格者の中から『教職実績報告書』ならびにそれについての【個別質問】を次に挙げます。
~『教職実績報告書』~
①広島県又は広島市の教育の方向性を踏まえ、あなたが所属校で課題解決に取り組んだ具体的な事例を書いてください。
これから社会で活躍する子供たちにとって「多様性を受け入れ、異なる文化圏の人々と自信をもってコミュニケーションを取ることのできる人材」が求められています。広島県の教育課題として「異文化間協働活動の推進」があります。~(省略)~ 小中連携の溝を埋めるために日々努力をしていることが2つあります。
一つ目は、自分の意志や考えを英語で伝える活動を必ず取り入れることです。授業の冒頭、輪番で student - teacher になった生徒がクラス全員に挨拶した後、「コロナがなくなったら何がしたいですか。」など、その生徒が考えた質問でクラス全員がペアトークを行うというものです。~(省略)~。
二つ目は、自分の考えや思いを書く活動です。生徒の実態として、書くことが苦手な生徒が多い現状があります。毎週末3文から5文の英作文を書く活動をしました。最初は生徒の身近な話題を取り上げて具体的なテーマを扱い、個に応じて将来の夢など抽象的な内容に発展させました。
①で記載した取組事例の成果と課題を書いてください。
~省略~
【個別質問】※上記実績報告書から
○伝える活動とは具体的に教えてください
○書く活動とはどんなことをして生徒はどうなりましたか
○英語が苦手な生徒もいると思いますが、苦手な生徒の対応はどうされていますか
このように、『教職実績報告書』に記載されいることに対し、さらに"具体的に…"やその後の反応等、掘り下げて問われます。
受験される方は、提出済みの『教職実績報告書』を読み返し、再度確認・整理しておきましょう。
このことは、一般選考で受験される方も第2次試験の面接試験で『自己アピール』から問われますので、同様に確認しておきましょう。
12/24(土)13:00~15:00「臨採特別選考対象【分析会&教職実績報告書書き方指導会】」