東京アカデミー大阪校
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みなさん、こんにちは。
東京アカデミー大阪校 公務員担当です。
2022年12月10日、子どもの法律上の父親を決める「嫡出推定」を見直す改正民法が、参院本会議で賛成多数で可決、成立されました。
嫡出推定規定の見直しは1898年の明治民法施行以来約120年ぶりで、2024年夏までに施行されます。
嫡出推定は、離婚後300日以内に生まれた子は婚姻中に妊娠したと推定し、実際は別の男性の子でも、出生届を出すと、婚姻中の夫婦の「嫡出子」とされていました。
しかし、前夫の子になるのを避けるために、母親が出生届を提出せず、子が無戸籍になるケースがあり、法務省によると、無戸籍者は11月時点で793人であり、そのうち7割は嫡出推定が原因であると考えられています。
この問題を解消するため、改正民法では、離婚後300日以内でも、他の男性と再婚した後に生まれた場合は現夫の子とする例外規定を新たに設けました。
また見直しに伴い、離婚後100日間は女性の再婚を禁じていた規定も廃止されます。
法務省HPもチェック👇
・法務大臣閣議後記者会見の概要(12月9日(金)法務省HPより)
・民法(親子法制)等の改正に関する要綱案【PDF】(法務省HPより)
これは、時事問題でも出題されそうな内容ですので、要checkです!
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