東京アカデミー秋田校
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こんにちは、東京アカデミー東北の伊藤憲司です。
秋田県教員採用試験の合格に向けて勉強を進めておられる多くの方が、ご承知の通り、秋田県の過去問題は、受験対策の大きな指針になります。
同ブログでも、「過去問から学ぶ」として、実際問題を1つ取り上げ、それにまつわる知識をおさらいし、次の本試験に備えたいと思います。
実は、東京アカデミーでは、試験研究部という専門部門があって、そこでは、本試験問題の的中に向け、問題予想と問題作成を行っています。
そのうちのいくつかは、全国公開模擬試験や県別模試でも実際に出題したり、弊社の参考書(オープンセサミシリーズ)などへ掲載したりしています。
そうなんです。本試験問題の予想は、大得意なんです。
秋田県の本試験的中に向けて、同ブログでも「過去問に学ぶ」シリーズを始めたいと思います。月1での投稿を予定しています。
(過去問から学ぶ:令和2年度秋田県公立学校教諭等採用候補者選考試験:総合教養時事問題から)
問)「地理的表示保護制度」とは、伝統的な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地等の特性が品質等の特性に結びついている産品(農林水産物、食品等)について、その名称(地理的表示)を保護する制度である。この制度の対象として、2019年5月8日に秋田県産品として新たに登録されたものを次から1つ選べ。
①松舘しぼり大根 ②比内地鶏 ③大館とんぶり ④きりたんぽ ⑤いぶりがっこ
正解は「5」ですが、この問題は、いくつかのハードルがあります。
ハードル1:そもそも「地理的表示保護制度」に登録されている秋田県産品がいくつあるか。それは何かを知っているかどうか。
⇒2022年11月末現在では、6品目です。
ハードル2:上記の問題の選択肢には、登録されているものが3つも入っています。その3つから2019年5月8日の登録を選ばないといけない。
⇒2019年が令和元年であることを察知すれば、大きなヒントになります。
結構、難しい問題、選択がばらつくであろう問題と言えます。①や③の間違いも多いと思います。
過去問から学ぶ!秋田県で地理的表示保護制度に登録されているもの、登録の古い順に並べると。
★大館とんぶり 大館市 平成29年5月26日
★ひばり野オクラ 雄勝郡羽後町 平成29年12月15日
★松館しぼり大根 鹿角市八幡平字松館地区 平成30年4月9日
★いぶりがっこ 秋田県 令和元年5月8日
★大竹いちじく にかほ市 令和2年3月30日
生産地が複数県に分かれるものとして
★浄法寺漆 岩手県全域、青森県三戸郡、八戸市、十和田市、秋田県鹿角郡小坂町、鹿角市、大館市 平成30年12月27日
「いぶりがっこ」は、令和最初の登録なので、2019年=令和元年・・・狙われやすいのがわかりますね。
それでは、「地理的表示保護制度」登録の秋田県産品、覚えましたね。過去問から学びましょう。
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