東京アカデミー立川教室
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こんにちは。東京アカデミーの公務員担当です。
本日は東京消防庁Ⅰ類の筆記試験(教養試験)対策についてお伝えします。
文章理解 8問(現代文5問、英文3問)
一般知能 15問(判断推理4問、空間概念2問、数的処理4問、資料解釈5問)
社会科学 4問(政治3問、経済1問)
人文科学 3問(日本史1問、世界史1問、地理1問)
自然科学 10問(数学4問、物理2問、化学2問、生物2問)
その他 5問(国語2問、社会事情3問)
東京消防庁Ⅰ類では、理数系科目(自然科学)の出題が多いのが特徴です。合格には自然科学の攻略が必要となります。重要分野である自然科学について、東京アカデミー講師による科目ごとの傾向と対策を以下でお伝えします。
ここ数年は、数学Ⅰ・数学Aの範囲からの出題が大半で、他の単元の出題は極めて少なくなってきています。難易度については、基本的なレベルの問題中心の出題です。
対策としては、頻出の単元について基本的な内容(公式類の確認や基本的な問題の解法)を正確に理解・習得することが重要になります(単元としては二次関数、三角比、二次方程式、不等式各種、数と式が挙げられます)。その後は、多くの問題を解き、問題を見ればすぐに解法が浮かび、確実に解けるようにしておくことが必要です。一方、これらの単元の中で特に二次関数については、ここ数年標準レベルの問題が見られているので、そのレベルまでの問題を練習することが必要になります。他の単元も標準レベルの問題まで目を通しておくといいと思います。
また、最近では、単元としては数的推理で扱う内容(確率や図形)が数的推理の問題としてだけでなく、数学としても出題されています。基本的なレベルの問題が中心なので、まず数的推理の中で確実に正解できるよう勉強を進めてください。
まず、計算を伴う問題ですが、難易度は基本的なレベルが中心で、難易度の高い問題や時間のかかる複雑な問題の出題は少ないです。一方、出題の単元はかなり幅広く、例えば、物理でみれば東京消防庁以外ではあまり見られない波動の問題も、他の力学や電気と同じ頻度で扱われています。また、電気の分野でもコンデンサーや変圧器などの問題が見られています。化学についても(無機化学において)同様なことが言えるので、各単元の計算分野の問題を、基本を中心に見ていく必要があります。
一方、知識問題についてですが、物理・化学は各単元の重要な内容を中心に整理していけばかなり対応できると思います。ただ用語の定義・内容についての問題もかなり細かく尋ねられており、個別の事例(化学でいえば特定の物質の反応など)を取り上げる場合もあるので、勉強量はかなり多くなると思います。
もともと一部を除いて大半が知識問題である「生物」については、頻出の単元からの出題が多いものの、非常に細かい内容が取り上げられており、難易度は高いと言えます。対策としても、高校で用いてきた教科書や参考書を用いて勉強する必要があります。(時には一部の教科書では記述のない内容が扱われていたこともあるくらいです。)頻出分野から丁寧に勉強することが求められています。なお遺伝については多少数値を伴う問題もあるので、特定の遺伝の結果など(例えば補足遺伝子の場合の結果)は知っておく必要があります。
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