ワールドカップは時事で狙われるかも…！？ ～教員採用試験の視点からオリンピックと比較して～

皆さん、こんにちは。

教員採用試験の予備校　東京アカデミー東京校の滝口でございます。

 

本日は、時事に関する情報提供となります。

 

最近は、ワールドカップの話題で持ちきりとなっておりますが、皆さんは観戦されておりますでしょうか。

日本は既に決勝トーナメント１回戦で敗退してしまいましたが、興味のある方もない方も、試験勉強の息抜きなどに観戦してみるのも良いかもしれません。

 

今大会での日本について簡単にまとめると、下記のようになります。

日本は今年、グループリーグにてスペイン、ドイツ、コスタリカの3つの国と同じグループとなり、強豪国の揃ったこのグループは「死の組」と呼ばれていました。

特にスペイン・ドイツは決勝トーナメントの常連国であり、優勝経験のある国です。

しかし、日本はそんな苦しいグループの中、ドイツに2-1で勝利、コスタリカに0-1で惜敗、スペインに2-1で勝利し、見事予選トーナメントを１位通過しました。

そして、決勝トーナメントでは、前大会準優勝のクロアチアにPK戦で惜しくも敗退いたしました。

「死の組」に入り、世間からも厳しいと声が上がっていた中、日本代表は優勝経験国に2度も勝利して予選リーグを１位通過し、前大会準優勝国相手にPK戦の惜敗となり、結果としてはベスト16の壁を超えることはできませんでしたが、快挙を達成したと世間では大きく取り上げられました。

 

以上が、今大会のざっくりとした流れになります。 

こういった内容について知っていると、実際に学校現場で生徒達に話題提供する際のネタにもなりますし、筆記試験や面接試験の対策に繋がり、役に立つ場合があります。

 

因みにワールドカップの話とは少し外れてしまいますが、2021年夏の教員採用試験では、面接試験の際に東京オリンピックについて、質問された例が多数ありました。

実際に聞かれた内容としましては、以下のような内容です。

 

（オリンピックについて問われた質問例）

（宮城県）

・パラリンピックの見学について，賛成か反対か。

・パラリンピックに子どもたちを招待し，観戦させる動きがあったが，もし自分の学校だったらどのように対応したか。
　また，職員会議等で多くの先生が子どもたちに見せるべきだと言った時にあなたはどのように考えるか。

（栃木県）

・オリンピック・パラリンピックの意義は何か。

（長野県）

・東京オリンピックは見たか，何が一番おもしろかったか。

（兵庫県）

・オリンピックを見て、子どもたちに伝えたいことはあったか。

（鳥取県）

・東京オリンピックやパラリンピックについて，開催前に様々な問題が起こっていたが，それについてどう考えるか。

・オリンピック委員の女性に対する差別発言が話題となったが，どう感じているか。

（高知県）

・オリンピックの男子リレー（バトンが渡らなかった）を見てどう思ったか。

 

いかがでしょうか。

上記以外のものを含めて、弊社の調べによると、なんと９自治体でオリンピックについての質問がされていました。

オリンピックほどの話題性ではないかもしれませんが、上記を踏まえると、ワールドカップについても、下記のような質問が面接試験などで問われる可能性は十分にあると考えられます。

 

（予想される質問例）

・ワールドカップについて、日本対コスタリカ戦の後、日本代表がSNS上でバッシングされていたが、どう思うか。

・カタールでのワールドカップ開催について、カタール国内の人権問題についての批判が他の国から多くされていたが、どう思うか。

・日本サポーターのごみ拾いについて、各国からの称賛と一部の人々から批判の声が上がっていたが、どう思うか。

 

教員は幅広い教養をもって児童・生徒達と接し導く仕事であるため、ワールドカップを見て、こういった知識・話題性を持っておくに越したことはありません。

ワールドカップを見て、各国の情勢について調べておいたり、ワールドカップを見て生徒にどのようなことを感じて欲しいかなど、頭の片隅に置いておくのも良いかもしれませんね。

 

こういった時事ネタについては、常日頃から情報収集をしておきましょう。