東京アカデミー京都校
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皆さん、こんにちは😀 東京アカデミー京都校の公務員担当の春木です。
今回は、「警察官」についてご紹介いたします👮♀️👮♂️
地域住民が安心して暮らせる社会を実現するために、日々活躍している警察官。その高い使命感・正義感から、人気のある職種のひとつです。刑事ドラマや交番勤務などのイメージが強いと思いますが、実施は、犯罪の種類別に部署が分かれ、その職務範囲は驚くほど多岐にわたっています。
例えば東京警視庁では、職員数(警察官)約43,500人を擁し、総務部、警務部、交通部、警備部、地域部、公安部、刑事部、生活安全課部、組織犯罪対策部、サイバーセキュリティ対策部などの部署があり、以下のような職種に従事します。
・「地域警察」
交番勤務によるパトロールや巡回連絡といった防犯活動、職務質問による犯罪検挙、事件・事故発生時の初動警察活動のほか、地理案内や遺失届・拾得物の受理、相談対応などを行います。
・「交通警察」
スピード違反や飲酒運転といった交通違反の指導取締りや交通事故・事件の捜査、交通安全教育による交通安全意識の浸透、交通管制など幅広く活動しています。
・「刑事警察」
殺人や強盗などの強行犯捜査、詐欺や横領などの知能犯捜査、空き巣やひったくりなどの盗犯捜査のほか、証拠資料を収集する鑑識などがあります。
・「生活安全警察」
振り込め詐欺やひったくり、痴漢などの犯罪に対する防犯対策、生活安全相談、少年の非行防止や健全育成など、都民の身近で発生する犯罪の検挙や未然防止を行います。
・「組織犯罪対策」
暴力団や外国人犯罪組織、銃器・薬物の密輸・密売グループなどの犯罪組織の実態解明と検挙活動、犯罪インフラの解体、犯罪収益の剥奪などを強力に推進します。
東京警視庁以外でも、組織の規模は異なりますが、その仕事の内容はほとんど変わりません。
では、もうひとつ京都府警察を例に詳しく見ていきましょう。
※京都府警察ホームページより
・「総務部」
本部の総務部では、公安委員会の庶務、文書の管理や情報公開、コンピュータの運用管理、情報通信技術を駆使した業務や捜査の支援、府警ホームページの運用、音楽隊やカラーガード隊による広報活動、報道機関との連絡調整、警察安全相談や警察に対する苦情等への対応、警察署協議会に関する事務、会計事務(遺失・拾得関係を含む)、各種装備品の活用、留置施設の管理や留置されている者の看守、護送などの業務を行っています。
警察署では、会計課が本部の会計課の業務を担当しています。
・「警務部」
本部の警務部では、警察官や警察事務職員の採用・人事、犯罪被害者等への支援、健康管理を始めとする職員の福利厚生、各種職員研修や柔道・剣道・逮捕術などの警察術科指導、各所属に対する指導監察など、組織運営や警察活動のバックアップ業務を行っています。
警察署では、警務課が本部の総務部(会計業務を除く)及び警務部の業務を担当しており、職員が全力で仕事に取り組むための職場環境の整備、その他様々な支援をしています。
・「生活安全部」
本部の生活安全部では、サイバー犯罪や悪質商法、風俗事犯等の取締り、犯罪抑止や少年非行防止活動、風俗営業等の許可に関する業務などを行っています。
犯罪抑止や少年非行防止活動において、地域や学生の方々と協働して、広報啓発や防犯パトロール等に取り組んでいるほか、ストーカーやDV事案等に対しては、被害者の安全を早急に確保するなど、府民の生活の安全・安心を守るための活動を推進しています。
警察署では、生活安全課が本部の生活安全部の業務を担当しています。
・「地域部」
本部の地域部では、パトカーやヘリコプター、船舶を活用したパトロールや事件・事故等の初動対応、110番通報の受理と通報に伴う警察署等への指令業務、鉄道警察隊による鉄道施設や列車内における犯罪の警戒・検挙活動、祭礼行事等の雑踏警備や平安騎馬隊による学校周辺での登下校時のパトロール等を行っています。
警察署では、地域課が本部の地域部の業務を担当しており、交番や駐在所等を拠点としたパトロールや家庭や店舗を訪問する巡回連絡等を行っています。
・「刑事部」
本部の刑事部では、刑事手続きに関する指導や犯罪情勢の分析、凶悪犯罪や知能犯罪、窃盗犯罪、暴力団による犯罪、来日外国人などによる国際犯罪、薬物・銃器に関する犯罪等の捜査、事件現場での鑑識活動やDNA型鑑定などの科学捜査、覆面パトカーの機動力を生かした初動捜査活動を行っています。
警察署では、刑事課が本部の刑事部の業務を担当しており、犯罪の態様が時代とともに複雑化し、国際化する中、多種多様な犯罪に毅然と立ち向かい、検挙活動に取り組んでいます。
・「交通部」
本部の交通部では、幼児から高齢者までの幅広い年齢層への交通安全教育、速度規制や通行規制等の交通規制、信号機や横断歩道等の交通安全施設の整備、白バイやパトカー等による交通指導取締り、交通関係法令違反事件の捜査に関すること、交通事故事件の捜査や交通鑑識、運転免許に関する事務などを行っています。
警察署では、交通課が本部の交通部の業務を担当しています。
・「警備部」
本部の警備部では、国際テロリスト、極左暴力集団、右翼等によるテロ、ゲリラ事件を始めとする国家を揺るがす事態の未然防止やスパイ事件の摘発、密入国者の取締り、政府機関等へのサイバー攻撃対策、京都に入洛する国内外の要人の警護等を行っています。
また、南海トラフ地震等の災害を想定しての被害予測や、局地的豪雨や台風等による土砂災害等の実態を踏まえた災害警備訓練等により対処能力の向上に取り組むなど、あらゆる危機事象に即応できる危機管理体制の充実・強化を図っています。
警察署では、警備課が本部の警備部の業務を担当しています。
・「市警察部」
京都市警察部は、京都府警察本部の下部機関として設置され、京都市や関係機関との連絡調整の他、京都市域における警察運営の総合企画などの業務を行っています。
京都市との協定に基づく治安対策においては、京都市の他、京都市域に所在する警察署と連携した取組を推進しています。
警察官の試験では、1次試験;教養試験+論作文、2次試験;体力試験+面接試験を実施する自治体が多いです。その他にも、適性(性格)検査を実施されることもあります。
教養試験では、一般知能(文章理解、数的推理、判断推理、空間把握、資料解釈)、一般知識(社会科学、人文科学、自然科学)からの出題となります。
東京警視庁では、教養試験に加えて国語試験として漢字の読み書きの出題があるのが特徴です。
ご自身の志望自治体の試験概要について事前に調べてみてください!
令和4年度の第一回京都府警察官の採用試験を例に挙げていきますので、参考にしてください👩👨
〈第一次試験日〉
令和4年5月8日(日)
〈受付期間〉
インターネット受付:令和4年3月1日(火)〜4月8日(金)正午まで
郵送受付:令和4年3月1日(火)〜4月8日(金)
※4月8日(金)の消印有効
〈試験内容〉
◆第一次試験(配点:教養試験100点、口述試験100点、体力試験50点、資格加点10点の計260点)
筆記試験
・教養試験(2時間)
出題数50題のうち、45題を解答する選択解答制(多肢選択式問題)です。
【出題分野】
社会科学(法律・政治③、経済②、社会①、人権②)、文章理解(英文③、現代文⑤)、判断推理⑨、数的推理⑥、資料解釈②、人文科学(国語③、地理③、日本史②、世界史②)、自然科学(数学・物理②、化学②、生物②、地学①)
※ 出題分野の丸数字は、現時点での出題予定数であり、変更する場合があります。
・作文試験(1時間)
文章表現力をみる作文試験を行います(採点は第 2 次試験で行います。ただし、作文試験を受験しなかった場合は採用試験自体を棄権したとみなします。)。
・面接カード1
第 1 次及び第 2 次口述試験の資料として、提出を求めます。
必要事項を記入して、 5 月 8 日(日)の試験会場に持参してください。(コピー等して、口述試験に向けた自習資料としてください)。
集合時間直後に回収します。未提出者は棄権とみなします。
↓
口述試験等
・口述試験
集団面接を行います(合格基準に達しない場合は不合格となります。)。
・適性検査
警察官として職務執行上必要な資質・適性について検査します。
・体力試験
【実施種目】握力、上体起こし、反復横跳び、腕立て伏せ、20mシャトルラン
・面接カード2
第 2次口述試験の資料として、提出を求めます。必要事項を記入して、口述試験等の当日に試験会場に持参してください。集合時間直後に回収します。
◆第二次試験(配点:口述試験300点、作文試験100点(第 1 次試験で実施したもの)の計400点)
・身体検査
医療機関で身体検査を行った検査書(指定様式)を口述試験実施前に提出を求めます。
次の身体基準を満たしていない場合は、不合格となり、口述試験を受験できません。該当者には、「不合格」の連絡(書面及び電話)をします。
身体基準…視 力:両眼とも、裸眼視力 0.6以上又は矯正視力 1.0以上であること。
その他:職務執行に支障のない身体的状態(色覚含む。)であること。
・口述試験
個別面接を行います。
詳しくはこちらをご覧ください▶令和 4年度第 1 回京都府警察官採用試験案内
最後に、『警察官の仕事内容についてもっと詳しく知りたい!』という方は、ジョブタグに詳しく書いてありますので、下のリンクからご覧ください😊❗
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