東京アカデミー池袋校
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こんにちは、東京アカデミー池袋校の教採担当の曽我部です。
本日は、「学校・教育委員会向け 虐待対応の手引き」(令和2年6月改訂版)について説明します。
この手引きが作成されたのは、平成31年1月に起きた小4女児虐待事件がきっかけです。
この事件では、女児がアンケートに「父親から虐待を受けている」と書いて学校に助けを求めたところ、そのコピーが父親に渡されてしまいます。
女児は激怒した父親から激しい暴行を受け、死に至ってしまうという最悪の結果となってしまいました。
女児のSOSが父親に筒抜けになってしまったことや、児童相談所など関係機関との連携が不十分であったことなどが招いた悲劇と言えます。
そこで、虐待と疑われる事案について、学校や教育委員会等の関係者が迷いなく対応できるよう、令和元年5月に虐待対応の手引きが作成されました(令和2年6月に改訂版が出されています)。
手引きでは、「学校・教職員は虐待を発見しやすい立場にあることを自覚した上で虐待の早期発見に努めなければならない」としています。
また、虐待を受けている子供の特徴や虐待を発見した際の対処法について説明されています。
特筆すべきなのが、内容が具体的で分かりやすい点です。
事故でケガをしやすい部位と虐待によるケガが多い部位の違いをイラストで示したり、虐待リスクのチェックリストが掲載されたりするなど、実践的な内容となっています。
お時間あるときに一読しておくことをおススメします。
虐待を発見した場合、毅然とした態度で子供たちを守れる社会であって欲しいです。
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