東京アカデミー神戸校
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【教員採用試験】神戸市立学校における「チーム担任制」のモデル実施について

試験情報

2022.12.17

こんにちは、東京アカデミー神戸校の教員採用担当です。

神戸市教育委員会では、2023年度（令和5年）4月より「学年（チーム）担任制」を市立小学校2校、中学校2校のモデル実施校にて導入することを発表しました。

☆「学年（チーム）担任制」とは☆

学級担任を固定せず、学級における児童生徒の指導等の業務を複数の教員がローテーションで担当するなどして行う学級運営の方法で、政令市においては、一部の都市で学校が独自に取り組んでいる例がありますが、教育委員会が主導的に方針を示し取り組むこととなったのは、神戸市が初とのことです。

☆「学年（チーム）担任制」を実施する目的☆

複数の教職員が「多面的な視点」で児童生徒と関わり、児童生徒の変化に気づく機会を増やし、多くの教職員との活動や対話を通じて、児童生徒の能力の伸長や成長につなげる、教職員が連携・補完することによって、指導力の向上および組織力の強化を図ることを目的として挙げています。

2015（平成27）年12月の「チームとしての学校の在り方と今後の改善方策について（答申）」で「チームとしての学校の在り方」については述べられていますが、「令和の日本型学校教育」を推進するにあたって想定されている学校の在り方でもあります。

☆教員採用試験では☆

これまでの教員採用試験でも、この「チーム学校」については多く質問されていますが、2023年夏は、こうした神戸市の取り組みも踏まえて問われることが予想されます。

【予想される質問】
・神戸市がチーム担任制を実施していることを知っているか
・あなたはどのようにチーム担任制に取り組むか
・チーム担任制を実施することで、どのようなメリットがあると思うか
・チーム担任制を実施する上で考えられるデメリットは、またそれはどうすれば改善できると思うか
・児童・生徒から、「A先生とB先生のいうことが違うので困る」と言われたらどうするか
・保護者から、「子どもはＣ先生がいいと言っているので、Ｃ先生の担当時間を増やしてほしい」といわれたらどうするか

このような質問に回答できるようにするには、上記の答申をしっかり理解して、
自分ならそれを実践の場でどのように取り組むかについて考えをもっておくことが必要です。