東京アカデミー秋田校
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こんにちは。
秋田県、秋田市、秋田県教育事務、秋田県警察行政、能代市、秋田市(資格職)、大仙市、北秋田市、仙北市、にかほ市、藤里町、八峰町など公務員の予備校=東京アカデミー秋田校の佐々木です。
前回は事務能力検査「SCOA」についてお話をしました。
今回は公務員試験における「SPI3」対策についてお話します。
「SPI3」を実施している秋田県内自治体(令和4年度)
・秋田県:農学(一般)(職務経験者)、林学B(職務経験者)、土木B(職務経験者)
・大館市:初級行政、初級土木、保育士、行政事務(障害者枠)
・秋田市:移住定住者枠
・大館市:上級行政・上級土木・建築士・保健師・臨床心理士
・男鹿市:行政A(大学卒業程度)、行政B(高校卒業程度)
・大仙市(前期):上級、上級土木、上級建築、保健師、管理栄養士、移住定住者、職務経験者
・大仙市(後期):中級、初級、初級土木、初級建築、技能労務職(大型自動車運転)、技能職(道路維持)
・北秋田市:大学卒業程度一般行政・建築・土木・保健師・保育士
・にかほ市:大学卒業程度一般行政職
秋田県内自治体では、「SCOA」よりも「SPI3」を導入している自治体が多いですね。
コロナ禍の近年、公務員試験においても「SPI3」「SCOA」のような民間で利用されている筆記試験で受験できる試験がたくさんございます。特に「特別枠」や「社会人枠」採用に多く見受けられますが、独自日程やC日程の市町村などにおいても人物を重視する自治体に積極的に多く利用されています。また、地方創生の観点からも多くの受験生を獲得できるメリットがあるのではないでしょうか。
公務員試験では不正防止の理由から、主にテストセンターやペーパーテストのケースが多いようです。SPI3では、「能力検査」がいわゆる筆記試験を指しており、「言語分野」と「非言語分野」に分かれています。
言語分野の内容は主に・・・語句の意味、二語の関係、語句の成り立ち、文章整序、長文問題など
非言語分野の内容は主に・・・割合、料金の割引、速さ、集合、確率、推論(命題・論理・位置関係・対応関係・順序関係)資料の読み取りなど
対策のポイントとしては、
【言語分野】
公務員試験対策としての「文章理解」では対応できない「語句の意味」、「二語の関係」、「語句の成り立ち」を入念に!
※長文問題以外は、1問につき数秒で解答する必要があるためです。
※公務員試験対策として、文章理解の対策を軽んじている方は特に注意を!
【非言語分野】
公務員試験対策としての「数的推理」ではあまり馴染みのない「代金の清算」「料金の割引」「物の流れと比率」「ブラックボックス」「グラフと領域」についてしっかりカバーをしてきましょう!
※SPIはとにかく時間との戦いです。非言語分野でさえ1問につき30秒~1分30秒程度で処理する必要があります。問題を瞬時に読み解く力と処理のミスをしない正確性が求められます。
といったことが挙げられます。
最後に、(私見ですが)経験上、公務員試験におけるSPI3のボーダーラインは60%~65%程度であると思います。民間よりも低いのではないかと思いますが、①試験時間が短い②テストセンターやWEBテストなどパソコンを使用した受験環境への対応など、公務員試験とは違った難しさがあることも確かです。