東京アカデミー津田沼校
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こんにちは。
教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー立川校の教員採用試験担当です。
本日は、東京都で新たに開始される取り組みをご紹介していきます。
東京都教育委員会では、仮想空間に「バーチャル・ラーニング・プラットフォーム」を用意し、支援が必要な子供たちの学びの場・居場所を作りとして、区市町村に提供する取り組みを開始します。
現在の対象としては、日本語指導や不登校支援の必要がある子供たちが対象となっています。
プラットフォームは、共用フロアと学習フロアに分かれて構成されています。
学習フロア内では、相談スペースや交流スペース、授業スペースなど用途に応じた機能も設定されているようです。
アバターを使い、プラットフォーム上で、学校と同じような学習や生徒・教員の交流ができるような作りを目指していると考えられます。
令和4年度は、新宿区と協定しプラットフォームのデモ運用を行い、活用方法を検証することになっています。
令和5年度は、運用の成果を踏まえて順次拡大が予定されています。
現段階ではまだデモ運用の状態ですが、今後に拡大が進めば、全ての学校で使用していくことも考えられるのではないでしょうか。
「令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」では、小中学校の不登校児童生徒数は、244,940人で過去最多となっています。
教育現場で重点的に取り組む課題の一つであり、文部科学省からも「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月25日)、「不登校に関する調査研究協力者会議報告書~今後の不登校児童生徒への学習機会と支援の在り方について~(通知)」(令和4年6月10日)などが発表されています。
上記の通知の中でも、ICTやオンラインの活用が求められており、「バーチャル・ラーニング・プラットフォーム」もこれらを受けての取り組みの一つであると考えられます。
これまでになかったツールや方法が増えていくことで、より一人ひとりに合った支援をしていくことができるのではないでしょうか。
なお、本試験でも、面接試験などにおいて「不登校の児童生徒にどのような支援をするか」といった質問は頻出です。
具体的な実践策を考える際には、自治体独自の取り組みもぜひ調べてみてください。
今回の「バーチャル・ラーニング・プラットフォーム」については、下記の東京都教育委員会のホームページより詳細をご確認いただけます。
仮想空間を活用した新たな児童・生徒支援を開始します 「バーチャル・ラーニング・プラットフォーム」について(東京都教育委員会)について(東京都教育委員会)
東京アカデミーでは、2023年夏受験通学講座を開講しています。
立川校では、1月29日(日)より「ラーニングコモンズを利用して学ぶ 論文・面接対策講座」を開講致します。
本講座では、人物試験で問われる可能性の高いテーマについて、グループワークなどを実施します。
受講生同士の活動を通し、他者と意見交換をすることで、自身の教育観や指導観をブラッシュアップさせていきます。
詳細はこちらよりご確認いただけます。