東京アカデミー松山校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー松山校の教員採用試験対策担当:高橋です。
普段はあまり雪が積もらない松山も、積雪です。⛄⛄⛄
中央教育審議会は12月19日、
『『令和の日本型学校教育』を担う教師の養成・採用・研修等の在り方について~「新たな教師の学びの姿」の実現と、多様な専門性を有する質の高い教職員集団の形成~(答申) 』
を取りまとめました。
2022年度内に出された答申や通知、報告は、2023年夏の筆記試験対策に欠かすことのできない資料ですので、必ずチェックしておきましょう。
その中でも注目したいのが、
「4.今後の改革の方向性」にある3つの総論、特に『(1)「新たな教師の学びの姿」の実現』です。
2022年7月1日に施行された「教育公務員特例法及び教育職員免許法の一部を改正する法律」によって、
これまでの教員免許更新制が発展的に解消され、
「新たな教師の学びの姿」を実現させる体制が法規上でも整備されています。
受け身的な研修での学びを転換し、主体的に学ぶ姿勢が期待され、必要とされていることをしっかり確認しておきましょう。
「新たな教師の学びの姿」を考える際、必ず見ておきたい資料があります。
それは、
2021年1月 26 日の中央教育審議会答申「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~」と、
2021年11月15日の中央教育審議会審議まとめ「『令和の日本型学校教育』を担う新たな教師の学びの姿の実現に向けて」の2つの資料です。
先に挙げた答申では、GIGAスクール構想による1人1台端末整備をはじめとする様々な変化や改革について、
教師が主体的に捉え、新たな知識や技能を継続的に学び続けることを求めており、
特にICT活用による授業や業務の効率化について前向きに捉え、学んでいく必要を強く感じます。
そして、「個別最適な学び」と「協働的な学び」については、
児童生徒だけでなく、教師においてもあてはまる重要な学びであることが述べられています。
そして、次の審議のまとめでは、
その教師の学びを促進する環境の整備や計画的な研修、学習コンテンツの充実などについて言及されており、
今後の教師の学びがイメージできるようになっています。
その点を踏まえ、12月19日答申では、
「日本社会に根差したウェルビーイングについて考察しつつ、教師自らが問いを立て実践を積み重ね、振り返り、次につなげていく探究的な学びを、研修実施者及び教師自らがデザインしていく」「理論と実践の往還を実現=理論の実践化と実践の理論化の双方向が必要」といった内容について言及しているところを押さえておきましょう。
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