東京アカデミー難波教室
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みなさん、こんにちは。公務員試験の予備校、東京アカデミーです。
今回も公務員の仕事内容と、試験スケジュールについてです。
前回は、都道府県職員についてみていきましたが、今回は「市役所職員」について見ていきます。
【政令指定都市と中核市】
市役所は人口などの規模により政令指定都市、中核市、その他の市に分類できます。
近畿地区での政令指定都市は・・・
京都市、大阪市、堺市、神戸市の4都市が該当
近畿地区での中核市は・・・
大津市、高槻市、東大阪市、豊中市、枚方市、八尾市、寝屋川市、吹田市、姫路市、西宮市、尼崎市、明石市、奈良市、和歌山市の14市が該当
【市役所職員の仕事内容】
本庁や出先機関において、庶務・経理・政策の企画・立案などを担当します。
市役所職員の仕事内容は、地域住民のためにできること・しなければならないこと全てに及びます。
大阪府吹田市の例からいくつか抜粋↓
総務部:予算の統括、職員の人事管理、情報公開、広報など
市民部:市民対応、人権政策、市民自治推進
都市魅力部:地域経済振興、情報発信、文化スポーツ推進
児童部:子育て政策、児童相談、保育・幼稚園対応
健康医療部:健康まちづくり、保健、国民健康保険、衛生管理
都市計画部:市街地開発、土地区画整理、資産管理 など
このように市役所職員の業務内容は、地域住民のために働きかけることから、組織の運営に関わる業務まで多岐に渡ります。そして、3~4年程度の周期で部署を変わりながら、広い視野と知識を身につけていきます。
【魅力とやりがい】
市役所職員は住民一人ひとりの生活に直結するような場面が多く、「人の役に立っている」という感覚が得られやすいのが特徴です。
同じ地方公務員でも都道府県と比較すると、市役所職員の仕事は(特別区と同様に)住民との距離感が近いことに加えて、比較的異動がありますので、多くの仕事に触れたい人や、愛着のある地域に貢献したい方は、是非志望先として考えてみてください。
【市役所職員採用試験のスケジュール(2022年実施分)】
大阪市役所(事務行政18-21)
1次試験日:9月25日(日)
・教養試験(解答問題数:40問、試験時間:2時間10分)
・作文試験(試験時間1時間、文字数:制限なし)
1次試験合格発表日:10月14日(金)
2次試験日:10月31日(月)
・個別面接
最終合格発表日:11月16日(水)
姫路市(事務Ⅱ)
1次試験日:10月16日(日)
・教養試験(試験時間:2時間)
・適性検査(試験時間50分)
・集団面接
1次試験合格発表日:11月上旬~中旬
2次試験日:11月中旬~下旬
・個別面接
・論文
・適性検査
最終合格発表日:12月上旬から中旬
宝塚市(事務職 高卒)
1次試験日:9月18日(日)
・教養試験(試験時間:2時間)
・作文試験(試験時間50分、文字数:制限なし)
2次試験日:10月下旬
・個別面接
最終合格発表日:11月中
高卒程度採用試験は、基本的に8月後半から12月にかけての時期に実施されることが多くなっています。特に9月の第3週、4週の日曜日に1次試験が実施される自治体が多く、政令指定都市は全て9月の4週の日曜日に1次試験が実施されています。
また近年は、教養試験ではなく、テストセンターでのSPI試験を導入するなどして、共通実施日以外の日程でも試験を受けられる自治体が増えており、併願受験をしやすくなってきています。
各市町村の試験日は例年同じ日程で行われることが多いです。
そのため、まずは受験したい市町村をいくつかピックアップしてこれまでの試験日程を調べ、その日程を目安に併願スケジュールを立てておくことが必要といえるでしょう。
2022年も週刊高卒公務員BLOGにお付き合いいただき、ありがとうございました。
また来年も皆さんのお力に少しでもなれたら幸いです。
年末にかけて厳しい天候が続いていますが、温かくして風邪などひかないように過ごしてくださいね。
次回更新は年明け1/7(土)のです。それではまた来年にお会いしましょう!
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