東京アカデミー神戸校
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こんにちは、公務員試験の予備校 東京アカデミー神戸校 公務員担当です。
COP27(国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議)のニュースは皆さんもよく聞かれたと思いますが、COP15はご存じでしょうか。
COP15は、「生物多様性条約第15回締約国会議」のことで12/7~12/20にカナダ・モントリオールで開催されていました。
この生物多様性条約は、世界の生態系を維持することを目的に1992 年のリオ地球サミットで設立され、世界196カ国の政府が批准。後にパリ協定などが結ばれることになる国連気候変動条約と一緒に設立されました。
今回の新目標は愛知目標(COP10・2010年名古屋市で開催)を引継ぎ「昆明-モントリオール世界生物多様性枠組み」と名付けられています。
新目標は2030年を期限として、
・現在ある程度保全されている陸域は17%、海域は10%であるのに対し、世界の陸地、内陸水域、沿岸地域、海洋の少なくとも30%を保全、管理すること(この項目は新目標の柱で「30by30」と呼ばれています)
・生物多様性保持の観点から、重要な地域の損失をほぼゼロにすること
・2030年までに現在の絶滅危惧種の絶滅を食い止めること
・生物の遺伝情報の利用で得られる利益を公平に配分すること
などを掲げています。
COP27,COP15の違いや関連性については確認しておきましょう。また、日本で具体的にどのような行動を行うのか注視していきましょう。