東京アカデミー北九州教室
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みなさんこんにちは。
東京アカデミー福岡校教採担当です。
前回からの引き続き3回目です。
「改訂版 生徒指導提要」と同様、採用試験に関係する大事な答申ですので、これからも定期的に案内していきます。
本日は、これから求められる教員の資質・能力に関する内容です。
採用試験はこれらを基に見極められる場です。受験者の方はよく理解して準備をしてくださいね。
教師の姿として、「令和の日本型学校教育」の構築を目指して(答申)ではこのように示されています。
(以下、第Ⅰ部 総論より抜粋)
「令和の日本型学校教育」を担う教師の姿は、①環境の変化を前向きに受け止め、教職生涯を通じて学び続けている、②子供一人一人の学びを最大限に引き出す教師としての役割を果たしている、③子供の主体的な学びを支援する伴走者としての能力も備えている。
その他、必要な具体的な資質能力として、ファシリテーション能力やICT活用指導力等が挙げられています。
「求められる資質能力」について、各自治体が指標の内容を定める際の柱を文部科学省は以下の5項目に整理しています。
①教職に必要な素養
教職を担うに当たり必要となる素養(倫理観、使命感、責任感、教育的愛情、総合的な人間性、コミュニケーション力、想像力、自ら学び続ける意欲及び研究能力)など
②学習指導
主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善、情報手段や教材・教具、情報機器の活用など
③生徒指導
幼児理解、児童理解、生徒理解及び生徒指導・キャリア教育に関する事項(いじめ等児童生徒の問題行動への対応、不登校児童生徒への支援、情報モラルに関する理解を含む。)
④特別な配慮や支援を必要とする子供への対応
⑤ICT や情報・教育データの利活用
以上、実際に採用試験では関連して問われているものばかりです。
もちろん人物評価試験では、回答丸暗記では何の対策にもなりません。
なぜその資質・能力が必要なのか、教育現場や自信の可能性をイメージし、答申の内容も深く理解することが必要です。
そうでなければ最大限の自分を説明できないからです。
採用試験において、自己分析や最新教育時事の深い理解が必要なのはこの理由です。
それでは2023年の採用試験受験の皆さま頑張ってください!
2022年もあとわずかですが、どうもありがとうございました。
それではよいお年をお迎えください。
※2023年は1月3日まで休業となります。