東京アカデミー立川教室
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校・東京アカデミー立川校の弓削です。
2022年も残すところあと僅か。年明けから改めて試験対策を効果的に進めていくためにも、一度立ち止まってこれまで行ってきた試験対策について振り返ってみるのもいいタイミングかもしれません。
12月4日に、教員採用試験合格者の方に試験対策法についてお話しいただくイベントを実施しました。
本日はそのイベント内容を振り返ってみたいと思います。
スピーカー:
横山 友奏さん
2022年度採用さいたま市教員採用試験受験 英語特別選考枠(小学校英語専科枠)合格
月 | 主な対策内容 | 対策に充てた時間 | MEMO |
8~9月 | 教職教養を1週間に1単元 | 集中出来た日は1日2時間。集中力が続かない日は4時間。 | 時間で学習を区切らない。内容・質で区切る。 |
10~12月 | 専門、教職を学習 | 教職教養平均1時間/1日。日曜は講座6~7時間。帰宅後3時間。 | 教職教養、専門教養が完成するように目途をつける |
1~3月 | 東京アカデミーの講座で人物試験対策を行う 面接、模擬授業対策 |
平日1日1時間、日曜の講座6~7時間、予習復習4時間 | 大学の勉強が忙しかったので、平日は勉強できず。大学院入試の準備も平行して行う。 教採対策に目途をつける |
4~5月 | 今までの復習 | 教員採用試験対策週に4時間くらい。 | 卒論と大学院入試対策1日6時間 |
6月 | 勉強せず | 教採対策0時間 | 教育実習 |
7月 | 自治体の対策、面接ノートを音読 | 週に2時間くらい | 卒論と大学院入試対策1日6時間 |
8月 | 人物試験対策 | 週に4時間くらい | 大学院入試対策1日6時間 |
ポイントは、大学院入試を見据えて、かなり早めに仕上げていった点です。
3月中に教採対策の勉強に目途が付くように進めていったそうです。
早めに仕上ができれば、それに越したことはないですが、受験年の3月までに完成させなくても大丈夫だと思います。
横山さんも、大学院入試がなければ、春以降も教採試験対策に時間を費やしていたと思う、と仰っていました。
8-9月に赤シートでキーワードが消える参考書でポイントの学習。
9月から問題を解き始めた。問題を解いた日にちをテキストの余白に書き込んで「出来※」をメモ。時間を空けて(2週間後くらい)振り返り学習。
※「出来」…正答だったが迷った→日にちを△で囲む、誤り→日にちのみ、正解→日にちを○で囲む
できなかった悔しさを目で見てわかるように工夫しモチベーションに繋げていたそうです。これは横山さんの性格に合っていた、とのこと。
10月~:東京アカデミーの講座で教職教養を学習。講義を受けた時は、ルーズリーフを小さく切ってメモ。参考書の該当ページに貼り付け。
予習;授業前に教科書を読んでおく→重要そうなところにマーカーしておく→授業中にメモを取る→授業後にメモを取りきれなかったところはメモ付け足して復習。
このようにしてできあがった参考書は、問題に当たって解けないときに戻る感じで使用していたそうです。
マインドマップをつくって面接試験に備えていたそうです。
自信を持って受け答えするためには、自分のなかの教育観の芯を確立することが大事。芯は、自分の経験や感じたことが志望動機とリンクしてくることで確立するため、教員を目指した理由と自分の経験がどうリンクしているかを明確にする、という作業を行っていたとのことです。
そのために、自分の経験をメモして、整理しておく「面接ノート」を作成しておくとよいでしょう。
横山さんが終始仰っていたのは、紹介した対策法は、あくまで“自分のやり方”であって、自分に合っていたからよかった、ということでした。
学習スタイル・性格・得意分野など客観視し、参考にできそうなところは取り入れてもらえればと思います。「どの科目をいつまでに仕上げる」というのも自分の置かれた状況によって異なります。
試験対策は十人十色で合格者の数だけ「正解」があると思います。そして、それらの成功体験は受験生にとって貴重な先例になると思いますので、いろいろな経験談を聞いて、自分なりの対策法を見つけてほしいと思います。
東京アカデミー立川校では、年明けにも合格者の方を招いてのイベントを実施します。
立川校講座受講生限定イベントとなりますので、講座受講を迷われている方はお早めにお申込みいただきまして、ぜひ合格者イベントにご参加ください!