東京アカデミー難波教室
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みなさん、こんにちは。公務員試験の予備校、東京アカデミーです。
今回も公務員の仕事内容と、試験スケジュールについてです。
前回は、市役所職員についてみていきましたが、今回は「警察官」について見ていきます。
警察の組織は、「警察庁」と47の「都道府県警察」の2つで構成されています。警察官の多くは、大阪府警や兵庫県警といったように、都道府県警察に所属している地方公務員です。
一方、警察庁の職員は国家公務員となっています。
ちなみに東京都の警察本部のみ、東京都警察といった名前ではなく、「警視庁」という名前で呼ばれていることに注意が必要です。
警察官のお仕事といえは、テレビなどでよく目にする交通関係や捜査関係の仕事があります。それ以外にも、一般企業や行政職の公務員と同じく総務や広報に関する業務や、近年急増するサイバー犯罪に関する業務など、数多くの部署や業務、職種があります。
大阪府警の例からいくつか抜粋↓
◇総務部
広報課:各種犯罪被害防止や交通安全等の広報活動など
教養課:外国人にかかわる事件・事故が発生した際に電話での通訳や、現場での通訳など
◇生活安全部
サイバー犯罪対策課:インターネットに関連する違法行為についての取締りなど
→インターネット利用者の増加により、近年犯罪件数が増加しているため、大阪府警のように専門部署を立ち上げる都道府県警察が増えています。
府民安全対策課:府民が犯罪の被害に遭わないよう防犯指導の実施など
◇地域部
第一方面機動警ら隊:自動車関連犯罪等の検挙活動や交通事故防止のための交通取締り活動など
◇刑事部
捜査第三課:空き巣、ひったくり、すり、自動車盗等の窃盗事件の捜査
鑑識課:殺人や強盗等の凶悪事件などの現場臨場し、犯人に繋がる遺留品や指掌紋、足痕跡、DNA型鑑定資料等の採取など
◇交通部
高速道路交通警察隊:高速道路上での交通事件や交通事故の全容解明など
駐車管理課:駐車違反車両の使用者責任追求のため、車の所有者の所在調査など
◇警備部
第一機動隊:ダイブレスキュー隊やNBC初動措置隊、レンジャー隊等の機能別の専門部隊による救出救護活動など
警衛警護課:皇室の方々や内閣総理大臣・国賓等の要人の身辺を護る業務など
→警視庁や大阪府警等、要人が訪問する機会が多い大都市での業務が多くなっています。
大阪府下には66署もの警察署があり、警察署単位で総務課や地域課などの部署が置かれています。また、地域課に生活に密着した交番や駐在所が所属し、新人警官の多くが配属されています。
【試験日程】
第1回選考:1次試験日 2022年5月3日
第2回選考:1次試験日 2022年9月18日
第3回選考:1次試験日 2023年1月7日
※高校卒業見込み(B区分)の方は、上記の第2回及び第3回試験を受験可能です。
【試験内容】
・1次試験
教養考査((2時間択一式45問))
~ポイント!~
・一般的な教養試験で出題される、日本史・世界史・地理・物理・化学・地学からの出題は例年ありません。
・国語・数学の出題数が他の都道府県警察と比べ多くなっています。
作文考査(1時間1000字以内)
・2次試験
身体検査
体力検査
適性検査
面接考査
~ポイント!~
面接考査の質問例
・志望動機を述べよ
・なぜ大阪府警を志望したか
・大阪府警の魅力は何か
・警察官にとって必要なことは何か
・警察学校は集団生活だが大丈夫か
警察官の試験は各都道府県によって教養試験の出題傾向が異なるので、志望先の情報を入手する必要があります。特に大阪府警は先に記した通り独自色が強い内容となっています。
また、各都道府県警察の試験日は例年同じ日程で行われることが多いです。そのため、まずは受験したい警察をいくつかピックアップしてこれまでの試験日程を調べ、その日程を目安に併願スケジュールを立てておくことが必要といえるでしょう。
さらに、近年各都道府県警察は、InstagramやTwitter等のSNSを使用した広報活動に力を入れています。志望先の研究のためにも積極的にフォローし、情報収集するようにしましょう!
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