東京アカデミー広島校
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こんにちは、公務員試験の予備校、東京アカデミー広島校の寺尾です。
広島県行政(一般事務A・一般事務B)・広島市Ⅰ種(行政)では、論文試験は1次試験日に実施され、2次試験の面接試験の評定と同じタイミングで採点され、評価に反映されます。筆記は出来ていながら、論文で足切(基準点を満たすことができず、不合格になること)になってしまう受験生が毎年おられます。大卒程度試験では、構成や文章力以前に最低限の背景知識がないと字数を埋めることさえ困難なテーマが中心です。
2022年度の広島県職員採用試験で出題された課題は、「地域共生社会の実現に向けた取り組みについて」でした。
【以下、受験生からの聞き取りをもとに問題を復元したものです】
「かつての地域社会では日常生活における不安や悩みを相談できる相手がおり、お互いに助け合う相互扶助により人々の暮らしが支えられていた。
しかし、時代とともに価値観が変化し、都市農村部に関わらず地域のつながりが希薄化しており、福祉課題を抱える人が発見されず、必要な支援が届かないケースがある。
こうした課題に対して、広島県としてどのように取り組むべきかあなたの考えを述べなさい。」
広島県の小論文は、地域課題に関する出題傾向が目立ちます。広島県を受験する方は、広島県内の地域課題などのニュースを日々チェックするとよいでしょう。
以下に広島県の過去問ヒントとなる、現状と課題を書いておきます。この課題について、是非考えてみてください。
〇現状と化課題
定年延長や共働きの増加、個人の価値観の多様化などによって、地域コミュニティの活動に参加する人が減少しています。
またこれにより、活動を支えている人材の高齢化や後継者不足などが進んでいます。
〇地域コミュニティが衰退するとどうなるか?
地域コミュニティが衰退すると、災害時などの緊急時の住民同士の助け合いや景観が悪化する、地域の伝統文化がなくなるといった問題が生じ、個人の日々の暮らしに悪影響を及ぼします。
〇先着25名限定となっております。詳しくはコチラ