東京アカデミー池袋校
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こんにちは、東京アカデミー池袋校の教採担当の曽我部です。
1月20日の東京都教育委員会の発表によりますと、今年から、大学3年生でも東京都の教員採用試験を受験できることになりそうです。
もし今年、教職教養と専門教養に合格できれば、来年の一次選考は論文だけになり、負担がかなり軽減されます。
教員を目指す大学3年生にとっては朗報ですね。
話は変わりますが、今年1月、岸田総理が「異次元の少子化対策」と発言したことが話題になっています。実はこの発言、今年4月1日に発足する「こども家庭庁」と大いに関係があります。
こども家庭庁は、内閣府の外局として設置され、こどもの権利利益の擁護等に関して自ら事務を行うほか、内閣が行う重要政策に関する事務を補助するなど、重要な役割を果たすことが期待されています。
たとえば、少子化克服に向けた基本的な政策に関する事項の企画・立案等は、こども家庭庁の重要な任務の一つです。「異次元の少子化対策」が成功し、結婚や出産、育児に希望が持てる社会環境が整備されると良いですね。
次に、「こども基本法」についてお話します。こども家庭庁の発足の日と同じ4月1日に施行されます。
「こども基本法」は、こども施策に関する基本理念を定めたり、国や地方公共団体等の責任を明確にしたりするなど、社会全体としてこども施策に取り組むための枠組みを規定しています。
公立学校も「地方公共団体」の一部ですので、「こども基本法」が学校現場に与える影響は少なくありません。当然、教員採用試験に出題される可能性は十分あります。全20条と条文数は少ないので、一読しておくことをオススメします。
本日は、最重要テーマと言える6つの基本理念について見ていきましょう。穴埋め問題形式にしますので、どんな言葉が入るか考えてみてください。
(基本理念)
第三条 こども施策は、次に掲げる事項を基本理念として行われなければならない。
一 全てのこどもについて、個人として尊重され、その基本的人権が保障されるとともに、【 ① 】的取扱いを受けることがないようにすること。
二 全てのこどもについて、適切に養育されること、その生活を保障されること、愛され保護されること、その健やかな成長及び発達並びにその自立が図られることその他の福祉に係る権利が等しく保障されるとともに、【 ② 】法(平成十八年法律第百二十号)の精神にのっとり教育を受ける機会が等しく与えられること。
三 全てのこどもについて、その年齢及び発達の程度に応じて、自己に直接関係する全ての事項に関して【 ③ 】を表明する機会及び多様な社会的活動に参画する機会が確保されること。
四 全てのこどもについて、その年齢及び発達の程度に応じて、その意見が尊重され、その【 ④ 】の利益が優先して考慮されること。
五 こどもの養育については、家庭を基本として行われ、父母その他の保護者が【 ⑤ 】的責任を有するとの認識の下、これらの者に対してこどもの養育に関し十分な支援を行うとともに、家庭での養育が困難なこどもにはできる限り家庭と同様の養育環境を確保することにより、こどもが心身ともに健やかに育成されるようにすること。
六 家庭や子育てに夢を持ち、子育てに伴う喜びを実感できる【 ⑥ 】を整備すること。
《答えは最後のページにあります》
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《答え》
【①】差別 【②】教育基本 【③ 】意見 【④】最善 【⑤ 】第一義 【⑥】社会環境