東京アカデミー静岡校
ブログ
こんにちは。東京アカデミー静岡校の高卒公務員担当です。
公務員試験独特の科目と言えば判断推理(課題処理)ですが、それと同時に頻出科目でもあります。頻出科目であるということは重要な得点源になるわけです。よって、対策をしっかりしておけば合格に近づけるということです。
この科目は難しい特別な知識が必要というわけではないのですが、解法を知らないと正解にたどりつくまでに時間がかかってしまいます。よって、解法をしっかり身につけて、いかに短時間で解くかがポイントになります。
今回は判断推理(課題処理)の頻出分野の一つである順序関係について解説します。
【例題】
全員年齢の違う5人兄弟A~Eについて、次のことがわかっているとき、正しくいえるのはどれか。
ア.Bは三男である。
イ.EはDの兄である。
ウ.Aの3人上の兄はCである。
エ.Cには兄がいる。
1 Aには弟がいる。
2 Dには弟がいない。
3 長男はCである。
4 Dは四男である。
5 BとEの間にはDがいる。
【解説】
この問題を頭の中だけで考えていても、なかなか解けないと思います。そこでア~エについて、五男<四男<三男<次男<長男のように、不等号を用いて表します。間がとんでいるときは、○などで間を表して考えます。
アより、○<○<B<○<○ ・・・①
イより、D<E ・・・②
ウより、A<○<○<C ・・・③
エより、C<○ ・・・④
③,④より、A<○<○<C<○ ・・・⑤
①,⑤より、Bは三男だから、A<○<B<C<○ ・・・⑥
残り2つの○にはDとEが入ることになります。
②,⑥より、EはDの兄だから、A<D<B<C<E
したがって、Dは四男だから、正答は4になります。
このように解法を知っていれば、頭が混乱することなく解くことができます。不等号を用いることで大小関係が明確になり、シンプルに解くことができます。ぜひチャレンジしてみてください。違う解き方もあると思いますが、今回ご紹介した解法をまずマスターすることをおススメします。