東京アカデミー高松校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー高松校の教員採用試験対策担当:石井です。
このブログでは年に1回、食についての語りを行ってきました。今年は「恵方巻」について、食育と繋げながらまとめてみたいと思います。
2023年の恵方は「南南東」です。私はコンパスを購入してまで正確に方位を調べようとはしませんでしたので、アバウトに「だいたいこっちだろう」と思いながら巻きずしを食べていました。今では携帯アプリによって正確にかつお手軽に方位を調べることができるので、より良いことがありそうですね。
さて、恵方巻の正しい食べ方について、児童生徒から聞かれた場合どのように答えるでしょうか。正式なルールとしては、
が縁起を担ぐための食べ方になります。コロナの影響で、給食時には各自治体の判断で黙食となっておりましたが、昨年11月に文部科学省は、給食の時の過ごし方について、「適切な対策を行えば会話は可能」とする通知を都道府県の教育委員会などに出し、「もともと黙食を求めてはいない」という見解も示しました。会話は食事をおいしくさせる調味料の一つですが、恵方巻に関しては食べきるまで黙食を貫くのが適切です。
「太巻き寿司」や「丸かぶり寿司」を食べる風習は江戸時代ごろからありましたが、「恵方巻」という名前が出たのは、1989年ごろのようです。広島発祥説によると、広島県のとあるコンビニで、節分に「恵方巻き」という名の巻き寿司が売り出され、これが一躍話題となり、ネーミングの由来になったと言われているようです。
最後に、この「恵方巻」を題材に行われる授業として、「持続可能な開発のための2030年目標」(SDGs)の17の目標と169のターゲットの中にある、『食品ロス削減』をテーマとするものがあるのを検索して見つけました。【黙々と一気に最後まで食べる】恵方巻は、売れ残りや廃棄する商品(=食品ロス)について考えるいい機会になりそうですね。
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