東京アカデミー長崎校
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昨年度、文部科学省が公表した「問題行動・不登校調査」で、全国の小中学校で2021年度に学校を30日以上欠席した不登校の児童生徒は前年度から4万8813人(24.9%)増の24万4940人となり、過去最多を記録したという記事を皆さんはご存じでしょうか?不登校の増加は9年連続で、10年前と比較すると小学生は3.6倍、中学生は1.7倍増だそうです。
不登校の内訳は、小学校が8万1498人(前年度比28.6%増)、中学校が16万3442人(同23.1%増)で、いずれも増加率は過去最高。特に中学生で急増しており、20人に1人が不登校だそうです。
コロナ禍で通学の制限や学校行事の中止など生活リズムが崩れて休むことへの抵抗感の薄れたり、活動制限が続いて交友関係が築けないことで登校意欲が低下したりしていることが、不登校の急増につながっていると考えられています
この結果を受けて、永岡文部科学大臣は、児童や生徒の事情に合わせて特別なカリキュラムを組むことができる「不登校特例校」の設置を促進するなど、今年度内をめどに総合的な対策を取りまとめる方針を明らかにしました。
これを受けて、永岡文部科学大臣は閣議のあと記者団に対し「多くの子どもたちが学校の学びから置き去りにされているということは、教育の根幹を揺るがす憂慮すべき課題だ」と述べたうえで、今年度内をめどに総合的な不登校対策を取りまとめる方針を明らかにしました。
具体的には、
▽児童や生徒の事情に合わせて特別なカリキュラムを組むことができる「不登校特例校」の設置促進や、
▽1人1台の学習用パソコンやタブレット端末を活用した日常的な心身の健康観察、
▽児童や生徒を対象とした学校の雰囲気に関するアンケートなどについて検討する考えを示しました。
不登校の問題は必ず面接試験で問われる内容であり、今後教壇に立つうえで直面する問題でもあります。日頃からニュースをチェックしておくようにしましょう!