東京アカデミー松山校
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こんにちは。東京アカデミー松山校の 大卒公務員 担当の高橋です。
立春が過ぎて、少し暖かくなった気がしますが、まだまだ朝夕の寒さは厳しいものですね。
でも、東京アカデミー松山校の教室は、暑い!
前回の11月模試が
学習の早期段階においての自身の立ち位置を知るためのものであったのに対し、
今回の模試は
公務員試験という競争試験の中で、自身の合格の可能性について本格的に向き合う初めての模試となります。
自己採点後にわかる自分の得点に、
合格の可能性がどの程度あるのか・・・
これからどんな風に勉強していけばいいのか・・・
受講生の不安は尽きないのです。
自己採点表をひとりひとり受け取って、言葉をかけていきます。
後ろには大行列!!!
受験生活が本格的にスタートしたことを告げています。
個別面談のある受講生には声をかけてアポを取ります。
第一志望の上位合格を目指して、どの科目をどのくらい勉強していけばいいのか、
具体的な学習計画を立てたり、面接対策へ誘導していったりするのが面談です。
公務員試験に課される科目は、教養試験・専門試験ともに広範囲に及びます。
また、専門試験受験者にとって、その難解さは頭の痛いところです。
しかし、課される科目の全てにつき,その科目で問われうる論点をつぶさに学習していくのは現実的には不可能ですし、その必要もありません。
肝心なのは、多様な情報群の中から合格に必要とされる知識のエッセンスを抽出し、それ以外の情報は “ 省く ” ことです。
過去問学習に着手している方はご存知だと思いますが、出題論点には頻度があります。
「繰り返し出題されていること」と「たった一度の出題があったこと」を同列に考えてはいけません。
必要な知識と無駄なウンチクを見極めること、これが効率的な学習の基本スタンスです。
受験において必要とされる知識は、「暗記」しなければならないもの、及び「理解」しなければならないものの 2 種類で構成されています。
この事実を認識し、これに準拠して学習するところに受験勉強の本質があります。
教養試験を例にとって話を進めてみましょう。
数的推理や判断推理などの一般知能は、「理解」しなければならない科目です。
一般知能は、「ある解法パターンを覚える→類問にあたるなどの練習を繰り返し、
パターンを習得する→本試験で同 様の出題があれば、見た瞬間に解法パターンが思い出される」という理解のメカニズムを経て得点につながる科目です。
これに対し、社会科学・人文科学・自然科学などの科目は,本質的には「暗記」で対応する科目です。
もちろん、社会・人文・自然にも「理解」すべき要素があるのは事実ですが、最終的には「暗記」がモノをいいます。
換言すれば、「理解」というのは,学習の「質」であり、「暗記」は学習の「量」ということになります。
学習の質を向上すること、及び合格に必要十分な知識量を身につけること、この 2 つを同時に達成することが、効率性とバランスに長けた学習方法であるといえるでしょう。
公務員試験を受験する方々は、「時間がない」という点で共通しています。
中には、連日連夜、学習のためだけに時間を確保できるという恵まれた人もいますが、このような人は一握りでしょう。
限られた時間の中で、「絶対的な学習量」を確保し,合格しうる知識レベルに達するためにも、
「暗記」と「理解」という使い分けをすることは、意識の面でも、そして学習の方法論においても重要です。
例えば、机に向かって学習する時間をある程度確保できるよう なときは、「理解」のための学習に利用し、
そして、そのような状況にない場合は「暗記」に努めましょう。
移動中や一日のうちのわずかな空き時間も、「暗記」するためだけであれば十分な学習時間といえます(過去問題集が一冊あれば,「暗記」のための学習は可能です)。
このようにして、合格のための学習方法ということを常に強く意識していきましょう。
こちらからご覧ください。