東京アカデミー青森校
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青森県教員採用試験対策の予備校=東京アカデミー青森校の教採担当です。
本日、2月14日に開催された「不登校に関する調査研究協力者会議(第6回)」の配布資料が文部科学省のHPに掲載されておりましたので、お知らせします。
不登校の小中学生が2001年度13万9千人から、20年後の2021年度には24万人を超え、過去最多となりました。
しかし、現在約25万人の不登校児童生徒がいる中で88,931人(令和3年度調査結果、全体の36.3%)がどこの支援や相談、学習機会の提供も受けていない状況であり、不登校の児童生徒の受け皿となる「不登校特例校」の拡充を柱とした議論が進められております。
正式名称は「不登校児童生徒の実態に配慮して特別に編成された教育課程に基づく教育を行う学校」であり、学習指導要領の内容などにとらわれずに、不登校の児童生徒の実態に配慮した特別な教育課程を編成し、実施している学校のことを言います。
不登校特例校は、令和3年は17校(公立学校8校、私立学校9校)であったものが、令和4年には21校(公立学校12校、私立学校9校)に増加しています。
不登校特例校の設置者一覧はこちら
すでに文科省は令和元年10月の通知「不登校児童生徒への支援のあり方」で、不登校は問題行動ではなくなり、対策するものではなく不登校の子ども一人ひとりの状態により支援を行うものとしています。
今回の会議でも、
・不登校は、取り巻く環境によっては、どの児童生徒にも起こり得るものとして捉える。
・不登校児童生徒の意思を十分に尊重しつつ、その状況によっては休養が必要な場合があることも留意しつつ、 個々の児童生徒の状況に応じた支援を行うこと。
などが明記されており、登校という結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することを目指す必要があるとしています。
不登校の児童生徒への対応は、口述試験などでよく聞かれるため、支援の在り方について、方向性をしっかり把握しておく必要があるかと思います。
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