東京アカデミー大分校
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皆さんこんにちは。
先週、中央教育審議会にて教育振興基本計画部会(第13回)が行われました。
その中で、「次期教育振興基本計画についての答申(素案)」が文部科学省のホームページに掲載されていましたので、お知らせします。
・次期教育振興基本計画について(答申(素案))
・次期教育振興基本計画について(答申(素案))(概要)
おそらく来月3月には、中教審より「第4期教育振興基本計画について(答申)」が出され、その後6月頃には「第4期教育振興基本計画」が発出されるのではないでしょうか。
2023年夏試験の筆記試験及び人物試験の目玉なりそうですね!
ちなみに、「第3期教育振興基本計画」は答申が2018年3月8日、閣議決定が2018年6月15日でした。
熊本県は、2018年7月の本試験で第3期の答申が出題されていましたので、その他の自治体におきましても、発出後すぐに本試験で出題される可能性は大いにありますので、しっかりと読み込み対策を立てておいてください。
出題されそうな箇所としましては、「5つの基本的な方針」や、「はじめに」などは目を通しておいた方がいいかと思います。
学習指導要領などでもそうですが、新しくでた資料などはよく「前文」や「まえがき」、「はじめに」などが狙われやすくなっています。
【5つの基本的方針】
①グローバル化する社会の持続的な発展に向けて学び続ける人材の育成
②誰一人取り残さず、全ての人の可能性を引き出す共生社会の実現に向けた教育
の推進
③地域や家庭で共に学び支え合う社会の実現に向けた教育の推進
④教育デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進
⑤計画の実効性確保のための基盤整備・対話
「ウェルビーイング」(well-being)とは、身体的・精神的・社会的に良好な状態にあることを意味する概念です。世界保健機関(WHO)憲章の前文では、「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(well-being)にあることをいいます(日本WHO協会:訳)」とされています。今回の計画ではこの考え方が導入されておりますので、本文を読みながらちょっと目を向けてみてください。
お時間があるときにまずは概要版から!読み進めてはいかがでしょうか。