東京アカデミー難波教室
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みなさんこんにちは。公務員試験の予備校、東京アカデミーの公務員担当です。
今回のブログでは、1次試験で出題されることの多い『事務適性試験』についてです。
『適性』と名の付く試験では、大きく分けて1次試験で教養試験と併せて実施される『事務適性試験』と、2次試験の際、人物試験の参考とされる『適性検査(性格検査)』の2つがあります。
今回は、1次試験で課されることの多い『事務適性試験』について試験内容と、評価のされ方を確認していきます。
事務適性試験の目的
国家公務員・地方公務員(事務系)の大きな仕事の一つに、文書の記録、集計、照合、分類、整理などがあります。これらの業務を正確に速く行うことができるかという適性をみるために行われます。基準点に達しなければ、教養試験の点数が高くても不合格となってしまうことがありますので、教養試験と同様に対策は必須です。
⇒適性試験は対策のしようがない!と、ぶっつけ本番で受験される方が散見されます。問題は主に下記の6パターンとなっていますので、練習問題集等で対策が可能です!
事務適性試験の内容
問題には下記の6パターンがあります。
1 計算:加減乗除(+、−、×、÷)の計算をしていくもので、基本的な計算能力をみる。⇒国家一般職では、毎年出題あり!
2 置換:与えられた手引きに従い、文字や記号を置き換えるもの。
3 照合:似たような2つの文字、または数字の並びを照らし合わせていくもの。
4 分類:与えられた手引きに従い、数字やことばを分類するもの。計算や図形把握との複合形式で出題されることがある。
5 図形把握:図形の異同を見分けるもの。最近は、やや複雑なものも出題されている。
6 複合形式:上記①~➄の形式のうち、2つ以上を組み合わせた形式。
出題形式は、上記のうち3パターンが10題ずつ4回繰り返されるスパイラル形式で出題されます。近年は、複数のパターンを組み合わせた問題も出題されているため、各パターンの解き方と時間に慣れておくことが必要です。
《国家公務員一般職(高卒者事務)の場合》
出題数:120問、3パターン各10題×4、時間:15分
人事院HPに掲載されている試験問題例で確認しよう!
【注意!】評価方法
適性試験は、正答数がそのまま得点とはならずに誤答数も採点される減点法がとられ、得点は正答数から誤答数を引いたものになります。また、途中とばして解答すると、その分も誤答扱いとなってしまいます。
(得点=正答数-誤答数)
(例)100題解答して、正答数90題の場合、90-10=80で、得点は80点
国家一般職の場合15分で120問、地方公務員では10分で100問出題がありますが、全問解答できる受験者は、なかなかいません。しかしできる限り解答数を多く、間違いを少なくしていく必要があります。そのためにも事前により多くに適性試験形式の問題演習をしていく必要があります。あくまでも目安になりますが、目安として点数が半分以下の方は、もう少し練習をしておくようにしましょう!
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