東京アカデミー難波教室
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皆さんこんにちは!
公務員試験対策の予備校,東京アカデミーです。
今回は『適性検査(性格検査)』の概要とポイントについてです。
公務員試験において、適性検査は「人物試験の参考とするため」に実施されています。また適性検査(性格検査)に期待する情報としては、
「性格特性に関する情報」
「人物試験の参考情報」
「ストレス耐性に関する情報」
「職場適応性に関する情報」
などが挙げられます。つまり、適性検査は、面接試験だけではわからない受験者の性格や資質、ストレス耐性などを見極めるために行われているのです。
それでは、ここで主な適性検査とその特長をお伝え致します。
クレペリン検査(内田クレペリン精神作業検査)
検査用紙には3〜9までの数字がランダムに配列してあります。数字と数字を足していき,その答えを数字の間に書き込みます。答えが10以上の場合は、1の位の数字を書き込みます。この連続作業を15分間行い5分休憩後、再び15分間行います。これにより、知能・作業(仕事)の処理能力・積極性・活動意欲等の程度と、性格・行動・特徴・癖・偏り・異常・傷害等の程度を判定します。
YG性格検査(矢田部ギルフォード性格検査)
性質や傾向などを見ようとする簡単な質問事項が120 項目あり,「はい ○」「どちらでもない △」「いいえ ×」の3つで回答します。それぞれ2点・1点・0点と集計します。これにより、抑うつ性・気分の変化・劣等感・神経質・客観性・協調性・攻撃性・一般的活動性・のんきさ・思考的内向・服従性・社会的内向の12 の性格特性を検査します。
MMPI
生活領域全般にわたる質問事項550問で構成され,検査時間は60〜120分かかります。質問に対し、「はい」「いいえ」「どちらでもない」のいずれかで回答します。質問事項は、身体・家族・抑うつ的感情・妄想・幻想・錯覚・性度・性についての態度・偏執・社会についての態度・法律と秩序・サディズムやマゾヒズム傾向・信頼性などといった特性を判定します。
適性検査(性格検査)を受験するにあたって、特にあらかじめ知識を習得したり、練習をしたりする必要はありません。基本的に試験当日はありのままの自分で臨めばよいでしょう。
ただし、いくつか注意しておきたい点がありますので、少しだけ意識しておきましょう。
適性検査では、100以上ある質問文の中で、同じような内容を聞いてくるものが複数あります。そのため自分自身をよく見せようという回答をすると、回答内容に矛盾が出てくることがあります。矛盾が多いと「嘘をつく人」と認識されてしまいますので、面接試験で不利になることがあります。検査の際は、自分に正直に回答しましょう。
同じような質問がされた際に、自分自身の性格を理解できていない方は、異なる回答をしてしまう場合があります。回答の矛盾を減らすためにも、事前に回答の方向性を決めておきましょう。
「今までに嘘をついたことがない」、「人生の中で一度も・・・ない」といった一見「いいえ」と回答するとマイナスになりそう。でも「はい」の人っているの???というような質問。これらについては素直に回答していいと思います。今回の例でいうと「今までに嘘をついたことがない」という人はほとんどいないかと思いますので、「はい」と回答しておくことが無難でしょう。
適性検査は、受検者の公務員としての適性をみる検査です。標準的な資質の有無を持っているかどうかを見極めることが目的であるため、極端な結果でない限り、合否に対する影響はさほど大きくないと考えてよいでしょう。ただし、試験である以上、精一杯取り組む姿勢は忘れないようにしましょう!
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