東京アカデミー京都校
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こんにちは、公務員試験の予備校 東京アカデミー京都校 公務員担当です。
様々な分野にデジタル技術の組み込みを行い、広範囲にわたる地方の社会課題をデジタルの力を活用して解決していくことを目指す「デジタル田園都市国家構想」。
前回は構想の基本的な考え方と、社会課題解決① 地方に仕事をつくる編を掲載しましたが、続編として今回は社会的課題解決「魅力的な地域をつくる」をご紹介します!
地方で暮らすことに対する不安を解消し、暮らしやすく、魅力あふれる地域づくりを進めます。
GIGAスクール・遠隔教育(教育DX)、遠隔医療の更なる活用等の推進
⇒地方では学習塾や予備校が都市部と比べ少ないなど、住む地域によって教育に格差が生まれている現状があります。
MaaS・自動運転などの公共交通分野のデジタル化、ドローンを用いた物流サービス、インフラ分野のDX等の推進
⇒堺市では、鉄道網が整備されていない東西軸を中心に、デマンドタクシーや次世代モビリティ、既存の交通網をデジタルでつなぐことで、街の利便性や回遊性を高める実証実験を始めています。
3D都市モデル整備・活用、イノベーションを創発する魅力的な空間・拠点づくり等を推進
中山間地域の活性化、脱炭素・エネルギーの地産地消、デジタルの活用による文化・芸術・スポーツ等の振興を推進
デジタルの活用による防災・減災対策を推進します。
⇒大阪府では、「大阪府ため池防災・減災アクションプラン」を制定し、ハード面に加えソフト面でデジタル技術を活用し、洪水の防止等自然災害の抑制に積極的に取り組んでいます。
デジタルの活用による高齢者の見守り、社会教育施設の活用促進など、地域コミュニティを補完する取組を推進
⇒大阪市では、「認知症高齢者位置情報探索事業」を実施済み。行方不明となる心配のある認知症の人を介護する家族等に対し、GPS専用端末を貸与し、行方不明時の位置情報確認や保護に役立てています。
上記で紹介した以外にも、各自治体は地域の課題解決のためにデジタル技術を駆使した様々な取り組みを行っています。
志望先の具体的な取り組みを調査したうえで、デジタル田園都市国家構想のどの理念に該当するのか考えてみましょう。面接試験や論文試験での回答の幅が広がります。
次回はシリーズ最終回。社会的課題解決「人の流れをつくる」「結婚・出産・子育ての希望をかなえる」をご紹介します。
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