東京アカデミー東京校
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こんにちは!公務員試験対策の予備校=東京アカデミーの松尾です。
2023年大卒程度公務員試験をご受験の方は、各試験において募集要項が発表される時期になりました。先日も千葉県内で人気の千葉市職員採用試験の日程も公表されました。ご受験先の試験日程はよく確認しておきましょう!
さて、毎月5日にご案内しております、前月1か月間で話題や関心事となりました、「最新時事」について、今回は2月の出来事・ニュースについて振り返っていきたいと思います。時事問題は筆記試験のみならず、面接でも問われる内容です。最新時事問題にアンテナを常に張っておくことが対策のポイントにもつながります。
なお、2月の最新時事については皆様にお伝えしたいポイントが多いことから、2回に分けてご案内させていただきます。1回目の今回は「政治・経済」分野からです。(参照URLのリンクは主にNHKニュースサイトを利用しております)
(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230228/k10013993211000.html)
新年度予算案は、2月28日、衆議院で、予算委員会に続いて本会議でも採決が行われ、与党側の賛成多数で可決されて参議院に送られ、憲法の規定により、年度内の成立が確実になりました。一般会計の総額が過去最大の114兆円余りとなる新年度=令和5年度予算案を審議している衆議院予算委員会では、2月28日、岸田総理大臣とすべての閣僚が出席して、締めくくりの質疑と採決が行われました。予算案は、午後の衆議院本会議でも可決され、参議院に送られ、憲法の規定により、衆議院を通過して30日たてば参議院で採決が行われなくても自然成立するため、年度内の成立が確実になりました。
・キーワード 予算審議
新年度予算案の審議は衆議院本会議で可決後に参議院へ送付され、通常は年度内に成立します。今回の令和5年度予算審議は通常より衆議院予算委員会での審議のペースが速く、いわゆるスピード審議となりました。また上記にも記載しておりますが、衆議院で2月末までに可決すれば、憲法60条の規定が適用され、参議院で否決しても衆議院の議決を優先する形となり、事実上予算は4月1日から執行できるということになるのです。
(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230214/k10013980031000.html)
日本銀行の新たな総裁人事で、政府は2月14日、元日本銀行審議委員で経済学者の植田和男氏を起用する案を国会に提示しました。日本銀行総裁はこれまで、大半が日銀出身者と旧大蔵省・財務省出身者で占められていて、植田氏が就任すれば戦後初の学者出身の日銀総裁となります。
・キーワード 国会同意人事
今回の日本銀行新総裁のように、国会に人事案を提示し、同意したうえで就任する人事を「国会同意人事案件」と呼ばれることがあります。「同意人事案件とは、一定の独立性、中立性が求められる機関の構成員の任命について、各機関の根拠法に基づき、内閣が両議院の事前の同意又は事後の承認を求めるものです。(中略)具体的には、①内閣官房副長官が各院の議運理事会に内示(衆参同時)、②各会派で賛否を検討、③議運委員会で関係副大臣等から説明聴取の後、採決、④本会議で採決、⑤両院で同意の後、内閣において任命」という流れになっています。
(参照:参議院事務局企画調整室 立法と調査 2013.7 No.342より一部抜粋)
以上、2023年2月の最新時事のうち、政治・経済分野をご紹介しました。次回は社会・国際分野についてご紹介します。
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