東京アカデミー秋田校
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こんにちは、東京アカデミー東北の伊藤憲司です。
2023年7月実施の秋田県教員採用試験まで残り4カ月となりました。対策は進んでおられますか?
同ブログでお届けしている「過去問から学ぶ」の第4回目です。
今回は、秋田県の過去問題に限らず、多くの自治体で出題されてきた話題を取り上げていきます。
子どもたちに勇気や夢を与える話題は、教員採用試験でも多くみられます。
その代表が「オリンピック・パラリンピック」「ノーベル賞」「国民栄誉賞」「世界遺産」などです。
今年、2023年度の最新の話題は、中でも「国民栄誉賞」ではないでしょうか。
3月3日、車いすテニス男子の第一人者で、全ての四大大会とパラリンピックで優勝する「生涯ゴールデンスラム」を達成した国枝慎吾さん(39)への国民栄誉賞授与を岸田首相が決定されました。
さらに、パラスポーツ界で初めて、授与式が3月17日、官邸で実施されことになりました。
とても素晴らしいニュースです。偉業を達成された国枝慎吾さんの姿に、多くの子どもたちが勇気や元気、夢を与えていただいたと思います。
このタイミングですので、今年の本試験では、国民栄誉賞が取り上げられる可能性が高くなりました。
★過去問から学ぶ:歴代の国民栄誉賞:どんなジャンルの方が多い?
1.今回の国枝慎吾さんを含め、これまで27個人と1団体が受賞されています。
2.最初の受賞者は、1977年のプロ野球選手、王貞治さんです。通算本塁打の世界記録達成
3.ジャンル別でもっとも多いのは、スポーツ選手(チーム)で、15個人と1団体
4.次いで、作曲家4名、俳優4名、歌手2名、大相撲力士2名
5.1名ずつが受賞されたのは、冒険家、漫画家、映画監督、将棋棋士、囲碁棋士の5ジャンル
冒険家は植村直己さん 漫画家は長谷川町子さん 映画監督は黒澤明さん 将棋棋士は羽生善治さん 囲碁棋士は井山裕太さん
★過去問から学ぶ:歴代の国民栄誉賞:時代の切れ目では?
1.最初の受賞者は、昭和52年の大貞治さん
2.昭和最後の受賞者は、プロ野球の衣笠祥雄さん(昭和63年)
3.平成最初の受賞者は、歌手の美空ひばりさん(平成元年)
4.平成最後の受賞者は、フィギアスケートの羽生結弦さん(平成30年)
5.令和最初の受賞者は、今回の国枝慎吾さん(令和5年)
★過去問から学ぶ:受験対策としては
1.歴代受賞の27個人と1団体を、覚えておきましょう。固有名を書かせることはないので、誰が受賞したかの選択ができるように。
2.それぞれの受賞理由を覚えておきましょう。
例)遠藤実 作曲家 理由:世代を超えて長く愛唱される、情感に満ちあふれた名曲を数多く世に送り出した。
3.特に、みなさんが生まれる前の話題、見たことがない受賞者、聞いたことがない受賞者は、ピンとこないので、顔写真と共に覚えていきましょう。
個人的な感想になりますが、私が受賞者の中でも、熱狂的なファンだったのが、8人目の受賞者である、大相撲の千代の富士関です。愛称は「ウルフ」。
運動神経抜群で、全身が筋肉の鎧に包まれた、超カッコいい横綱でした。大相撲がある日は急いで家に帰り、相撲中継を見ていたのを思い出します。
子どもたちにも、受賞者のお話を聞かせてあげ、「努力を続ければ、きっと夢は叶う」ことを伝えたいですね。
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