東京アカデミー熊本校
ブログ

【看護師国家試験】国家試験の出題傾向、第112回試験はどうだった？

お知らせ

2023.03.02

皆さん、こんにちは。東京アカデミー熊本校です😊
今回は第112回看護師国家試験で見られた出題の特徴についてご紹介いたします！

2021年3月に、厚生労働省から「保健師助産師看護師国家試験制度改善検討部会報告書」が公表されました。
その報告書にて提言された、出題傾向のポイントは以下の2点です。

①長い状況文を付した単問の出題
②既出必修問題（過去の必修問題）の積極的活用

そして公表後の2022年2月に行われた「第111回看護師国家試験」にて、その提言内容が見事に反映されていました！

①長い状況文を付した単問の出題
⇒第111回看護師国家試験の午後問題120で出題。

②既出必修問題（過去の必修問題）の積極的活用
⇒第111回看護師国家試験の必修問題における過去問題の流用問題は36問あった。

では、先日行われた「第112回看護師国家試験」ではどうだったでしょうか？

①長い状況文を付した単問の出題
⇒第112回看護師国家試験では、長い状況文を付した単問の出題はなし。

前回試験の第111回では出題があったものの、今年は「長い状況文を付した単問」の出題はありませんでした。（「1状況設定文に対し3連問」の出題のみ）
しかし、今後の試験で出題されることもありえます。
解答するには「状況文を読んで正しく理解する力」が必要となるため、長文読解が苦手な方は早期から過去問題に取り組み、長い文章に慣れておきましょう。

②既出必修問題（過去の必修問題）の積極的活用
⇒第112回看護師国家試験の必修問題における過去問題の流用問題は30問以上あった。

第112回看護師国家試験においても、過去問題の流用問題が約6～7割ありました。
引き続き、必修問題対策には過去問題を繰り返し解くことが有効と言えます！

上記の試験傾向を知っておくと、国家試験の勉強に役立てるかもしれません。
次回の「第113回看護師国家試験」を受けられる皆さんは、ぜひ覚えておいてくださいね◎