東京アカデミー高松校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー高松校の教員採用試験対策担当:石井です。
今回で最終3回目となります『学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン』について、まとめていきたいと思います。
〇地域移行の課題
前回のブログでもまとめていますが、部活動の地域移行が進むと、
といった大きなメリットがあります。しかし、良いことばかりではなく、次に挙げるような課題も存在します。
他にも、大会やコンクール、コンテストへの参加条件、その大会やコンクール、コンテストの運営などにもこれまでとは違った制度の適用が必要になります。上記の課題は即、解決するものではなく、ガイドラインにあるように3年間という期間を目安に、地域の実情に合わせて、部活動に係るすべての人が柔軟に対応していく必要があることを押さえておきましょう。
〇部活動について出題が予想される問題
最後になりますが、筆記試験について、これまでの出題傾向を踏まえると、部活動関連の問題は次の3点を意識して資料を見ていくと効率的に学習できます。
以上の3点に沿った出題予想問題を作りましたのでご参考ください。
注:教員採用試験で問われる教育時事の問題は、文部科学省が策定したもの、通知や報告、中教審答申、各研究者会議の報告や審議のまとめ、定期的な調査結果(問題行動や不登校など)が大半ですので、「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」から直接的に出題される可能性は低いといえます。よってこの予想問題は、令和4年12月に改訂された「生徒指導提要(改訂版)」の中にある部活動の部分を引用して作成しています。
問1「生徒指導提要(改訂版)」(令和4年12月 文部科学省)で示された「(5)部活動における不適切な指導について」の説明として、誤りを含むものを次の1~4のうちから1つ選びなさい。(解答はページ下にあります。)
上記の出題趣旨には沿っていませんが、ガイドラインを元にした予想問題も一つ作成してみましたのでご参照ください。
問2「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」(令和4年12月 スポーツ庁 文化庁)に関する記述として不適切なものは、次の1~4のうちどれか。
いかがでしたでしょうか?筆記試験において、部活動に関する出題はそれほど多いとは言えませんが、出題の要点は似ているものが多いので、過去問を分析しつつ、ガイドラインや生徒指導提要(改訂版)で対策が可能です。どのような問題が出題されるか、イメージしながら部活動について要点をまとめておきましょう。
問1 正答 4
問2 正答 3 ※校長✕⇒学校の設置者〇
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