東京アカデミー神戸校
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こんにちは!
東京アカデミー神戸校 国試対策担当です 👧
第34回国家試験の高正答率問題のご紹介の続きです。
第5回は、「地域福祉の理論と方法」です。
第34回の出題10問の内、正答率が50%に満たなかった問題は、2問と比較的正答率の高い科目でした。
さぁ、現在学習中のあなたは正解できますか?
1 地域住民は、相互に人格と個性を尊重し合いながら、個人の自立の助長を目指して活動を行わなければならない。
2 地域住民、社会福祉を目的とする事業を経営する者、社会福祉に関する活動を行う者は,相互に協力し、地域福祉を推進するよう努めなければならない。
3 社会福祉協議会は、社会福祉を目的とする事業の実施のため、福祉サービスの提供体制の確保や適切な利用推進の施策等の必要な措置を講じなければならない。
4 地域住民等は、地域福祉の推進に当たって、経済的課題を把握し、その解決を行う関係機関との連携により、課題の解決を図らなければならない。
5 国及び地方公共団体は、民間企業との有機的な連携を図り、福祉サービスを効率的に提供するように努めなければならない。
正答は、2です(正答率76.1%)。
選択肢3・5を選択される方がそれぞれ8%程度おられました。
社会福祉法第4 条は、2 0 2 1 年度(令和3 年度)の改正で追加された条文もあり、高い頻度で出題されているため必ず理解しておきましょう。
1 ソーシャルキャピタル(社会関係資本)とは、道路や上下水道、社会福祉施設など住民が共同で利用することができる地域の公共的な資源のことをいう。
2 セルフヘルプグループとは、成員同士のピアサポートの実施や社会的地位の向上を図ることを目的として、同じ職種の専門職によって構成される団体のことをいう。
3 ローカルガバナンスとは、正当な手続によって選出された首長や議員によって地方政治が一元的に統治されている状態のことをいう。
4 プラットフォームとは、住民や地域関係者、行政などがその都度集い、相談、協議し、学び合う場のことをいう。
5 ソーシャルサポートネットワークとは、本人を取り巻く全ての援助関係のうち、家族や友人などインフォーマルな社会資源に関するネットワークを除いたもののことをいう。
正答は、4です(正答率61.2%)。
しかし、選択肢1・3を選択される方がそれぞれ12%以上おられました。
ソーシャルキャピタルとは、人々や組織の調整された諸活動を活発にする資源のことですね。
ローカルガバナンスとは、首長や議員だけでなく、地域住民やNPO,民間企業など、地域のさまざまな団体や個人が協働で政策形成や運営に携わることです。
以前のブログでも高正答率問題については触れたことがありますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
☆あなたは正解できますか?(シリーズ全10回)