東京アカデミー神戸校
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こんにちは!
東京アカデミー神戸校 国試担当です 🍁
第34回国家試験の高正答率問題のご紹介の続きです。
今回から午後問題の科目になります。
第12回は、「社会調査の基礎」です。
前回の「権利擁護と成年後見制度」とは異なり、科目別の正答率が80%を超えた科目でした。
それだけに確実に得点しておきたい科目ですね。
第34回の出題7問のうち1問(問題87)のみが、正答率50%未満でした。
では、正答率の高かった2問をご紹介します。
1 同一の調査票を使って,昨年はN 県,今年はP 県で量的調査を実施することは,パネル調査に当たる。
2 横断調査と縦断調査の違いは,調査地域の広さや調査対象者数などといった調査の規模が異なることによる。
3 パネル調査では,調査を重ねるごとに調査対象者が増加する傾向がある。
4 出生時期を同じくする集団を調査対象にして,複数の時期に調査を行うことは,縦断調査に含まれる。
5 縦断調査のデータ分析は,横断調査に比べて,二つの変数間で原因と結果という因果関係を推論することには適していない。
正答は、4です(正答率80.1%)。
横断調査とは,個人・集団・地域などについて,ある一時点におけるデータを収集する調査である。
縦断調査とは,データを時間間隔をおいて複数回にわたり収集する調査である。
また,縦断調査には,同一定義を対象に調査するトレンド調査,対象を固定して行うパネル調査などの方法があり,それぞれの特徴を押さえておきましょう。
1 マジックミラー(ワンウェイミラー)を使った観察を行ってはならない。
2 調査者が,調査対象とする集団や地域社会に入り込み,人々と活動や生活を共にしながら,データ収集をすることもある。
3 実験室のような人工的な環境を作り,その中を観察して調査することはしない。
4 調査対象者の生活に関わる日記や写真を質的データとして扱うことはない。
5 客観的データを収集するためには,調査者は調査対象者とオーバーラポールになる必要がある。
正答は、2です(正答率96.9%)。
第34回国試全体でもとても正答率の高い問題の一つです。
落とすわけにはいきません💦
あなたは正答できましたでしょうか?