東京アカデミー神戸校
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こんにちは!
東京アカデミー神戸校 国試担当です 🌼
第34回国家試験の高正答率問題のご紹介の続きです。
第13回は、「相談援助の基盤と専門職」です。
第34回の出題7問のうち2問(問題91,97)のみが、正答率50%未満でした。
では、正答率の高かった2問をご紹介します。
1 ホリス(Hollis,F.)は,「状況の中の人」という視点で,心理社会的アプローチを提唱した。
2 トール(Towle,C.)は,「ケースワークは死んだ」という論文を発表し,社会問題へ目を向けることを提唱した。
3 パールマン(Perlman,H.)は,社会的要因が心理的要因に従属させられていると指摘し,両者の再統合を提唱した。
4 ロビンソン(Robinson,V.)は,内的な特徴と外的な特徴を統合させて人間を理解することを提唱した。
5 ハミルトン(Hamilton,G.)は,社会科学とのつながりを意識して,「リッチモンドに帰れ」と原点回帰を提唱した。
正答は、1です(正答率78.6%)。
ソーシャルワーク理論の発展の経緯として,診断主義,機能主義,折衷主義,システム理論等が生まれた歴史的背景と,それぞれの理論の学問的基盤を整理しておくと,アプローチ論の理解が深まる。
1 ミラーソン(Millerson,G.)は,職業発展の過程から,ソーシャルワーク専門職が成立するプロセスを提示した。
2 グリーンウッド(Greenwood,E.)は,既に確立している専門職と,ソーシャルワーカーを比較することによって,準専門職の概念を提示した。
3 カー- ソンダース(Carr-Saunders,A.)は,専門職が成立する属性を挙げ,その中でテストによる能力証明の必要性を主張した。
4 エツィオーニ(Etzioni,A.)は,専門職が成立する属性を挙げ,その中で専門職的権威の必要性を主張した。
5 フレックスナー(Flexner,A.)は,専門職が成立する属性を挙げ,ソーシャルワークがいまだ専門職とはいえないことを主張した。
正答は、5です(正答率53.9%)。
あなたは正答できましたでしょうか?