東京アカデミー静岡校
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こんにちは。東京アカデミー静岡校の高卒公務員担当です。
前回は判断推理(課題処理)の頻出分野の一つである対応関係について解説しましたが、今回も引き続き判断推理(課題処理)の頻出分野について解説したいと思います。今回は論理です。
【例題】
次の命題が真であるとき、確実にいえるのはどれか。
ア.理科の好きな人は、数学が好きである。
イ.英語の好きな人は、数学が好きでない。
ウ.社会の好きな人は、理科が好きでない。
エ.国語の好きな人は、数学が好きでない。
1 社会の好きな人は、国語が好きでない。
2 国語の好きな人は、英語が好きでない。
3 数学の好きな人は、社会が好きでない。
4 英語の好きな人は、社会が好きでない。
5 理科の好きな人は、国語が好きでない。
【解説】
前回の例題もそうですが、この問題も頭の中だけで考えていても、なかなか解けないと思います。そこで、命題を矢印を用いて表します。
例えば、アの「理科の好きな人は、数学が好きである。」は、
と表します。
また、イの「英語の好きな人は、数学が好きでない。」は、
と表します。
同様に命題ウ,エも矢印を用いて表すと、
となります。
ここで、論理の問題を解くときに必要な知識として知っておいていただきたいのが対偶です。
命題「pならばqである。」に対し、「qでないならばpでない。」を対偶といいます。また、元の命題と対偶との真偽は一致します。
例えば、アの「理科の好きな人は、数学が好きである。」の対偶は「数学の好でない人は、理科が好きでない。」となり、真(正しい)であるといえます。
それでは、ア~エの対偶を矢印を用いて表してみます。
そして、①’~④’はすべて真です。
さらに、論理の問題を解くときに必要な知識として、もう一つ知っておいていただきたいのが、三段論法です。
命題「pならばqである。」,「qならばrである。」が真のとき、「pならばrである。」も真である。これが三段論法です。
この三段論法を用いると、①と④’より、
となります。
これは、「理科の好きな人は、国語が好きでない。」ということですから、正答は5になります。
このように対偶と三段論法を知っていれば、解けそうな気がしませんか。これまで判断推理の頻出分野を紹介してきましたが、いかがでしたか。ただ頭の中で考えているだけでは難しく感じる問題であっても、解法を身に着けておけば解けることが分かっていただけたと思います。さあ、公務員を目指し勉強を始めましょう!
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