東京アカデミー鹿児島校
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こんにちは!東京アカデミー鹿児島校チューターの吉盛です。
今回は,裁判所事務官の試験についてお話したいと思います。裁判所事務官を目指している方,裁判所事務官が気になっている方の参考になれば嬉しいです。よろしくお願いします。
裁判所事務官の試験は,国家や地方上級と比べて約1か月ほど早い時期にあります。例年5月上旬です。2023年度の一次試験日は、5/13(土)です。
裁判所事務官の一次試験は,試験科目は他の試験と比べて少なく,民法(必須)憲法(必須)刑法(選択)経済学(選択)です。ちなみに私は,選択科目は刑法を選びました。択一問題の筆記試験のやり方は他とはあまり変わりません。
裁判所事務官の試験で特徴的なのは,記述です。
裁判所事務官の専門記述は選択ではなく,科目は憲法になります。そして,この記述を「ボールペンで」書かなければなりません。鉛筆やシャープペンシルで下書きをしてから清書の段階でボールペンで書くのではなく,初めからボールペンのみです。これを聞くと不安になってしまう方がいらっしゃると思いますが,対策は出来ますので安心してください。余白に問題文の論点や適用される条文,判例をメモして構成を練ってから書き始めるとうまくいきます。書き間違えたり,書き忘れたりしても常識の範囲内の程度なら訂正したり付け加えたりしても大丈夫です。
論作文も国家や地方上級の論作文と出題テーマの傾向が少し違います。ただ,どんなテーマでもやはり裁判所事務官の仕事内容を事前に知っておくことはマストなので,試験までに調べておくといいと思います。
裁判所事務官は,一次試験の点数が最終合格に大きく影響します。どの試験でも点を取ることは大事ですが,特に裁判所事務官は筆記で点を取れるだけとっておいた方がいいと思います。
いかがだったでしょうか?裁判所事務官の試験当日まで諦めないで頑張ってください!応援しています。