【教員採用試験】次期教育振興基本計画(第4期)のポイント👌

こんにちは、東京アカデミー名古屋校の岩田です 😎 

3月は新年度の準備や人事異動にともなう転居などで、
目まぐるしく周りの環境が変化します。

私には大学の合格発表の際、受験番号を見間違え、
合格のはずが不合格だと勘違いして、別の大学に入学しようとした友人がいます。

何かと忙しい時期ですが、変化していく社会に順応できるように、
各自治体や中央教育審議会の大切な情報を取りこぼさないようにしましょう 🙂 

 

次期教育振興基本計画(第4期)のポイント

以前から出るだろうとずっと言われていた

次期教育振興基本計画(第4期)の答申が3月8日、本当に出ました！

概要はこちら➡「もう間もなく！次期（第4期）教育振興基本計画の答申の素案が出ました」

5つの基本的な方針

1.グローバル化する社会の持続的な発展に向けて学び続ける人材の育成

2.誰一人取り残さず、全ての人の可能性を引き出す共生社会の実現に向けた教育の推進

3.地域や家庭で共に学び支え合う社会の実現に向けた教育の推進

4.教育デジタルトランスフォーメーションの推進

5.計画の実行性確保のための基盤整備・対話

教育政策のポイント

●確かな学力の育成、幅広い知識と教養・専門的能力・職業実践力の育成

STEAM教育を推進し、文理横断・文理融合教育を進めていきます。

STEAM教育とは…科学・技術・工学・芸術・数学の5つの英単語の頭文字を組み合わせた造語。
科学（Science）、技術（Technology）、工学（Engineering）、芸術・リベラルアーツ（Arts）、数学（Mathematics）の5つの領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えた教育理念。
知る⇔つくるのサイクルを生み出す、分野横断的な学び。

●グローバル社会における人材育成

5年後に中高生の英語力の目標値として、中学卒業段階で英検3級相当、高校卒業段階で英検準2級相当に到達する割合を6割以上にすることを目指します。

●多様な教育ニーズへの対応と社会的包摂

不登校の小中学生が過去最多となる中、5年後に児童生徒それぞれにあわせた
カリキュラムを組むことが出来る「不登校特例校」をすべての都道府県や政令指定都市に設置し、
全国で300校の設置を目指します。

詳しくはこちら➡「【教員採用試験】名古屋校講師による最新時事②」

 

生徒指導提要の改訂、次期教育振興基本計画の答申、大学3年生での前倒し受験等、
2023年夏実施教員採用試験は変化が多くなりそうです。

参考：文科省