東京アカデミー熊本校
ブログ
こんにちは。東京アカデミーの公務員担当です。本日は、面接カードのことについてお話します。
筆記試験対策と並行して行わないといけないのが、面接カード(※自治体によってはエントリーシート等名称が異なります。)になりますが、4月以降1次試験受験時に提出が必要な方や、2次試験で提出の試験を検討されている方等いるかと思いますが、面接カードの準備も計画的に作成を行っていきましょう。
受験者が人物試験当日またはそれ以前に書いて提出し、人物試験の際の資料となるものです。面接カードには、志望動機や大学時代(あるいは前職)の経験、特技など、受験者を知るためのポイントが凝縮されており、実際の面接では、面接カードの記載内容に沿って多くの質問が出されることが基本となります。面接カードの書き方ひとつで人物試験の内容が決定してしまうといえるほど、重要なもので、また面接官は限られた時間に何十通もの面接カードに目を通すことから、丁寧な字で読みやすく、内容が伝わりやすい表現を心掛けることも大切です。
まずは、自分のこれまでの経験を振り返りながら自己分析を行うことが必要です。近年は、コンピテンシー評価型の面接試験が実施されます。このタイプの面接は、受験者の行動特性を探る目的で行われ、想像や理想論の回答ではなく「実際の経験から」その時の考え方を探っていくため、具体的な行動を面接で答えられるようになっておくためにも、このタイプの面接を攻略するには、徹底した自己分析が必要となります。
予想される質問事項(志望動機、関心事項、趣味・特技、自己PRなど)については、きちんと整理した上で事前に回答例を作成し、準備しておくことが最低限必要です。また、提出前に必ずコピーをとり、記載した内容はしっかり覚えておくとよいでしょう。
① 記入前に下書きをする。
② 読みやすい字で、丁寧に書く。文章量は過不足なく書く!
もちろん、丁寧に読みやすい字で書くことは基本的なことではありますが、試験官は短期間で面接カードに目を通すことになります。丁寧に見やすく書くことは、適切な書類を作成する上で大前提ともいえますので、この時点で評価が始まっていると考えましょう。また、面接カードは、書きすぎないことも大切です。書きすぎると面接のときに面接官は既知の事を聞かされることになるので、「書いていること覚えてきただけか。」と印象を悪くしかねません。枠のスペースに合わせて書き、小さな字でびっしり書いたり、大きな枠なのに一言で終わったりしないように注意して、与えられたスペースは見やすさ、わかりやすさを基準に、常にバランスよく文字数が収まるように書きましょう。
③ 具体的な内容を書く
面接官からの質問は、面接カード等を基にされることが多いです。自己分析の結果、自分がアピールしたいことが分かったら、具体的な内容を加えて記入をしていきましょう。例えば、単に「部長を務めました。」というのではなく、「部長としてどういうことに気を配り、どのように行動し、どのような変化が生じたのか」ということをまとめた方が良いと思います。具体例を交えながら簡潔に書くことを意識して記入していきましょう。もちろん、採用先のニーズにあうように、受ける自治体の求める人物像も意識しながら、自分にしかない強みを考えることも大切です!面接カードなどに自己PRを書かなければならない時は、字数の制限もあって、伝えたいことを伝えられる文章を書くのはなかなか難しいですが、東アカ受講生は、人物対策の講義等でも自己PRを書く練習をされていると思うので、頑張って書いてみてください。本番の面接では、面接カードに書いていることをただそのまま言うのではなく、簡潔、明瞭ながらも、より具体的にエピソードを交えて回答できるように努めてください。
④ 誤字・脱字がないか確認!
下書きが完成したら、誤字・脱字がないかの確認や、内容や文章のつながりに問題がないか必ず確認をしましょう。
⑤ 書いた内容は必ず控えをとっておく。
試験官は主に、面接カードの内容から質問をするので、書いた内容を覚えておくことは当然大切です。試験官がどのような印象やどのような質問をしてくるのか予想して回答についても考えておくことが必要です。
1次試験合格後から2次試験までの約1週間~2週間程度で面接カードを仕上げて、口頭で話せるように練習するためには、時間が全く足りません。時間に余裕をもって面接カードの作成等も行いましょう。東京アカデミーでは、面接カードの添削や面接練習を受講生に実施していきます!最終合格目指して最後まであきらめずに頑張っていきましょう。