東京アカデミー青森校
ブログ
※2023年度の時事対策のブログ記事ですが、2024年度も引き続き知っておいてほしい内容のため掲載をしています。
青森県・青森市等の公務員、国家公務員等の予備校=東京アカデミー青森校の公務員担当の福田です
近年では同性婚やトランスジェンダーなど、LGBTが話題となっていることが多くなってきていると思います。
今回は「同性婚は憲法で想定されない」ことについてと、世界陸連が「トランスジェンダーの選手の女子競技禁止」について紹介していきます。
憲法24条1項にて「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する」と規定しており、同性による婚姻は想定されていないとの見解をしました。憲法解釈上は同性婚を禁じていないとも解釈できますが、これについて松野官房長官は「政府として特定の立場(見解)にない」と述べるにとどまっています。同性婚の法制化に向けて憲法改正が必要なのか、あるいは憲法解釈の変更で済むのかが議論になりつつあります。
・オランダ ・スペイン ・カナダ ・ブラジル ・フランス ・メキシコ ・アメリカ
・ドイツ ・オーストラリア ・オーストリア ・台湾 ・チリ ・スイス ・キューバ
など34か国で同性婚が認められています。同性婚が認められた最初の国はオランダで、2001年4月1日から開始されています。
差別・偏見があるためにセクシュアル・マイノリティーがカミングアウトできない状況に追いやられており、彼らがどれだけの苦悩を抱えているかが社会にまだまだ周知されていない、という点が大きな理由です。しかし、テレビやYouTubeなどで徐々に公表する人も増えてきているのが現状です。
世界陸連は、国際大会において2023年3月31日から「思春期を男性として過ごしたトランスジェンダー選手」は、世界ランキング対象の女性競技に参加できないと発表しました。
この発表ではかなりの賛否があり、今後の動きもチェックが必要でしょう。